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by sasakitosio

被爆の恐怖

 10月27日付東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、ルポライター・鎌田慧氏だ。
 きょうは、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「福島原発事故の被災地では、除染を進めて早く帰郷させる自治体の動きがある。除染には膨大な人手が必要とされる。
 海峡のむこうに北海道函館市が望まれる、本州最北の青森県大間町は完成が危ぶまれている原発建設で知られている。
 この町の町議の建設業者が、除染労働者を違法に派遣していた疑いで書類送検された。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「福島事故以来、偽装請負と被曝隠し、ピンハネが公然と横行するようになった。管理区域と言われる原発内でなにが行われていたのか、不明である。労働者が身につける線量計を、「鉛の板」で防護して線量を封じ、被曝労働を強行させたり、人命軽視が甚だしい。それが原発そのもののありようである。
 20日、福島事故の収束作業に従事して、白血病を発病した41歳の下請け労働者が、労災として認定された。彼は「がんになったほかの作業者が労災認定を受けられるきっかけになればうれしい」と語っている。
 喜びであり、怒りであり、警告であり、働く仲間への連帯である。」と指摘した。
 最後に筆者は、「これまで40年以上の日本の原発の歴史で、被ばく労働者が労災認定されたのは、今回をふくめてわずか14人である。
 それが認定の困難さを示している。フクシマ以後、累積被ばく線量が50ミリシーベルトを超えた労働者は2万人以上。それでも再稼働が始まった。恐怖は大きい。」として締めくくった。
 読んで、考えさせられた。
 筆者は、「福島事故以来、偽装請負と被曝隠し、ピンハネが公然と横行するようになった」と指摘した。戦争が人間を狂わせると同じように、原発が人間を「狂わせた」としか思えないような、人間の所業ではないか、と思った。
 また筆者は、「福島事故の収束作業に従事して、白血病を発病した41歳の下請け労働者が、労災と認定され、彼は「がんになったほかの作業員者が労災認定を受けられるきっかけなればうれしい」と言っている、と教えてくれる。
 自分の息子と同じ世代の41歳の青年が、「被曝してなお働く仲間のことに思いが至る」、このことは被曝の恐怖を乗り越えた「仏の心」を見るような心地だ。
 
 
 
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by sasakitosio | 2015-10-30 17:07 | 東京新聞を読んで | Trackback