当事者として声を
2015年 10月 16日
今日の発言者は、「シールズ」メンバー・牛田悦正氏だ。
今日は、この発言者に学ぶことにした。
先ず発言者は、「参院で安全保障関連法案が採決された後も、国会前の学生グループ「SEALDs」(自由と民主主義のための学生緊急行動、シールズ)のデモで「野党がんばれ」とコールしていた。
民意が法案に抵抗する議員を動かし、国会の中と外がつながっていると感じた。
可決後も「選挙に行こうよ」と声を上げた。コールは広まると世論を形成する。
「言うこと聞かせる番だ、国民が」というコールが好き。みんなが主権者だと感じられるから。
政治家任せにせず、ものを言うことは責任が重い。
未来を間違える可能性は常にあるし、もしかしたら安保法を認め強い国をめざした方がいいかもしれない。
でも、一人一人が孤独に思考し、判断し、行動することが大切。責任は自分で引き受けないといけない。哲学者のカントは、指示を仰がないと自分の理性を使えない人は大人じゃないと言った。」と教えてくれる。
つづけて発言者は、「メンバー(奥田愛基さん)が参院特別委員会に公述人として呼ばれたとき、僕はその真後ろに座って、寝ている自民党議員たちをにらみつけていた。「まず議員を起こして注目させて」と書いたメモを渡して注意してもらった。そうしたら、議員たちは少し耳を傾けて「参考にする」といっていたけど、嘘だった。だって特別委はそこから1ミリも審議しなかった。民意なんて聞く気がないんだとはっきり分かった。怒っているけど、諦めないと決意した。当事者は自分、国会は国民を映す鏡だと思い、自分のこととしてとらえないと。」と指摘した。
最後に発言者は、「デモで社会は変わった。参加する一人一人に主権者の意識が生まれた。安保とは違うおかしな問題が出てきても、やっぱりまた声を上げるだろう。
勉強やアルバイト、やるべきことをやりながら、来年夏の参院選でシールズは野党協力の器になる。法案に反対した議員を応援し、賛成議員を落選させる。自由で民主的な生活を守るために。」として締めくくった。
読んで勉強になった。
「政治家任せにせず、ものを言うことは責任が重い。」、
「一人一人が孤独に思考し、判断し、行動することが大切。責任は自分で引き受けないといけない。」、
「怒っているけど、諦めないと決意した。当事者は自分。」、等の認識は、共鳴した。
これは、安保法制に賛成の国民も、無関心の国民も、考え、実行してもらいたいことだと、思った。