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by sasakitosio

GDP600兆円  ピーターパン症候群か

 10月9日付東京新聞社説に、「ピーターパン症候群か」の見出しで、第三次安倍改造内閣が掲げた「新たな三本の矢」のことが載った。
 今日はこ社説を学習することにした。
 まず社説は、「第三次安倍改造内閣が掲げた「新三本の矢」は、実現可能性に疑問がわくものばかりだ。中でも「GDP(名目)600兆円」は目標というよりも夢物語に近い。それで何をめざそうというのか。
 財界首脳ですら「あり得ない数字だ」と指摘したほどである。非現実的な数字でも打ち上げれば何とかなるとでも思っているのだろうか。まるで6月に金融界で話題となった「ピーターパン症候群」を想起させるのである。
 黒田東彦日銀総裁が国際会議で「ピーターパン物語に「飛べるかどうか疑った瞬間に跳べなくなってしまう」という言葉がある」と発言し、物価も上がると信じることが大事だと解釈された件だ。600兆円も信じろということか。
 身体は大人なのに子供じみた言動をする人を「ピーターパン症候群」と呼ぶ学説が一時期流行したが、根拠の乏しい夢物語のような数字で国民の歓心を買おうという稚拙な言動なら、まさに「ピーターパン症候群」あろう。」と切り出した。
 つづけて社説は、「首相は唐突に「アベノミクスは第二ステージに入った」とも宣言した。
 しかし、ちょっと待ってほしい。次の段階に進むというなら第一ステージは所期の目標を達成したのか。8月の消費者物価指数はとうとうマイナスに落ち込んだ。
 設備投資の先行指標である機械受注は3か月連続で前月割れだ。
 さまざまな指標が経済の停滞を示している。第一ステージの総括なしに、いきなり次のステージだというのは、アベノミクスの失敗から目をそらさせるつもりか。
 もっと言えば、選挙から遠い時期に特定秘密保護法や安保法を強硬に成立させ、支持率が下がると新たな経済政策を持ち出して目先を変える。こんな国民をばかにした話はない。
 なぜ物価上昇目標は達成できないのか。
 なぜ2014年度のマイナス成長に続き、本年度4~6月期、さらに7~9月期もマイナス成長が濃厚なのか。
 アベノミクスの破綻は確定的なのに、それを認めずに新たな三本の矢といわれて誰が信じられるだろうか。」と指摘した。
 最後に社説は、「望外の名目成長率3%が続けば20年度に600兆円近い数字にはなる。しかし、現実はゼロかマイナス成長だ。
 GDPのために武器(防衛装備品)や原発を世界に売りまくり、生産性向上だと言っては残業代ゼロや正社員を減らして非正規社員を増やす。国民の共感や信頼を得ずして着実な経済性成長など望むべくもないのである。」として締めくくった。
 読んで、納得した。
 「さまざまな指標が経済の停滞を示している。第一ステージの総括もなしに、いきなり次のステージだというのはアベノミクスの失敗から目をそらさせるつもりか」との社説の怒りはよく理解出来た。ただ、ひょとすると、安倍総理や、特に取り巻きは、のっけからアベノミクスの第一ステージは選挙民だましのコマセで、第二ステージは疑似餌なのではなかろうか?そして選挙で勝ったら、産軍学の道を開き、兵器の輸出は始める。そんな戦略だったんだろうか?
 だから社説の「GDPのために武器(防衛装備品)や原発を世界に売りまくり、生産性向上だといっては残業代ゼロや正社員を減らして非正規社員を増やす。」の指摘は、政権にとっては予定の道だったのだろうか?
 
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by sasakitosio | 2015-10-13 05:42 | 東京新聞を読んで | Trackback