憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

野卑下劣の時代

 10月11日付東京新聞25面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・山口二郎氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「シリアから逃れた難民の少女の写真を元ネタにして、その少女が他人の金を当てにして自由気ままに生活するために難民になろうとうそぶくというイラストを、女性漫画家がフェイスブックに投稿した。この件はBBCでも報じられ、国際的注目を集めている。抗議の声にもかかわらず、フェイスブックはこの記事の削除に応じなかった。」と切り出した。
 つづけて筆者は「ある引っ越し会社では、解雇された従業員の「罪状」を示すポスターを張ってさらし者にし、「北朝鮮人は帰れ」というヘイトスピーチの張り紙も掲示されている。二つの事件は、人間の尊厳を理解しない傲慢な人物が好き勝手をしており、社会もそれをある程度許容しているということを意味している。
 安保法制反対運動のSEALDsの中心的な学生に対しては殺害予告が送られた。同様の事件は、慰安婦に関する記事を書いた元朝日新聞記者に対しても昨年起こされた。
 言論の自由を否定したい輩もはばかることなく活動している。」と指摘した。
 最後にの筆者は、「今の自民党の体質とこの種の野卑下劣の輩の跳梁跋扈との間に間接的な因果関係を証明することはできないだろう。それにしても、自民党で「メディアを懲らしめろ」と発言した議員に対する処分が解除され、この党は言論の自由を尊重しないという態度を公言した。政治家がこうだから、野蛮人は勢いづく。」と締めくくった。
 読んで勉強になった。
 言論の自由と、メディアの自主規制、大変難しい問題だ。
 その前に、筆者をして「怒らせた」言論は、自由を主張できない「言論」のような気がしている。自由は他人の自由を侵害しない範囲で、許されるものと教わってきた。権利は互いに尊重することによって、存在するとも教わってきた。
 だから、自分的には、いつも「自分と同じようなことを周囲の人がしても、自分は許容できるかどうか」を自分の身心に尋ねるよう心掛けている。それぞれの、発言者、表現者にその程度の質問はしてみたいなと思った。
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by sasakitosio | 2015-10-13 05:36 | 東京新聞を読んで | Trackback