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by sasakitosio

チェニジア 対話の力、中東の光に

 10月10日付朝日新聞社説に、「対話の力、中東の光に」の見出しで、チェニジアの協議体に、ノーベル平和賞が決まったことが載った。
 今日は、この社説に学ぶことにした。
 まず社説は、「中東の国々に、荒涼たる光景が広がっている。激しい内戦と弾圧、難民の波。つい数年前、民主化を求めて民衆が立ち上がった「アラブの春」は、悲劇の序章でしかなかったのか。
 ただ唯一、希望の光をつなぐ国チェニジアの協議体に、ノーベル平和賞が決まった。「春」の起点であり、そして最後の砦でもある国に、中東の安定モデルとしての期待が込められた。
 他の国々と同じように、革命後の混乱は深かった。それでも暴力による対立より、対話による協調を選ぶ体制を築いた功績は大きい。こころから拍手を送るとともに、さらなる発展をとげるよう祈りたい。
 受賞する枠組みは「国民対話カルテット」と呼ばれる。革命後の2013年、野党指導者らの暗殺事件など民主化が崩壊しかけた中で誕生した。
 労働団体、財界、人権推進、法曹の4グループが手を携え、国民が望む経済再建を共通目標に据えて暫定政権づくりを仲介し、内乱の危機を脱した。」と切り出した。
 つづけて社説は、「その成功例は、同様に民衆蜂起が起きた、ほかのアラブ諸国の失敗例の裏返しでもある。
 シリアでは政府が運動を弾圧して内戦に陥り、過激派「イスラム国」(IS)の伸長もあって多数の死者と難民を生んだ。
 革命後のリビアやイエメンは内戦状態に陥っている。
 チェニジアとひときわ対照的なのがエジプトだ。一時は民主選挙をへた政権ができたが、その後、旧体制を支えた財界や法曹界が軍のクーデターを後押しし、独裁政権に逆戻りした。
 今回の受賞決定には、そうした国々に対する和平と民主化への願いがにじんでいる。民衆が渇望する政治の自由と豊かな暮らしの実現には、どの国であれ民族、宗派、信条の違いを超えた公平な対話が欠かせない。」と指摘した。
 最後に社説は、「ただ、チェニジアも、安定した国づくりはまだ途上にある。ここでも武装過激派が存在し、今年3月の首都チェニスでの博物館襲撃や、6月の高級ホテルでの銃乱射事件により、多数が犠牲になった。
 他のアラブ諸国と共通する過激派の病理をどう克服するか。
 自由で開かれた社会をめざすチェニジアへの脅威は、欧米や日本を含む民主社会全体への挑戦であると受け止めたい。
 中東を荒廃のなかに放置する限り、世界からテロ拡散の不安は消えず、家を追われた人びとの大量移動は続くだろう。
 日本を含む国際社会は、チェニジアの人々がふり絞った勇気と理性に真剣に応え、支援の強化へ動きたい。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 ノーベル平和賞を受賞したチェニジアの「国民対話カルテット」は、「労働団体、財界、人権推進、法曹の4グループが手を携え、国民が望む経済再建を共通目標に据えて暫定政権作りを仲介し、内乱の危機を脱した」、とのこと。
 たしかに、チェニジアの人々が振り絞った勇気と理性は、中東を激しい内戦と弾圧、難民の波等、荒涼たる光景を「和平と民主化」へ変える、大きな希望だと、おもった。
 戦争や動乱で、武器商人は利益を得るから、巧妙に平和や和解の妨害に出るかもしれないが、「国民対話カルケット」の成功に学び、人類の生存のためには民族・宗派・信条のちがいは対話で越えられるとの信念、そして戦争は絶対悪として、中東から諍いをなくしたいものだ。
 
 
 
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by sasakitosio | 2015-10-12 05:14 | 朝日新聞を読んで | Trackback