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by sasakitosio

ノーベル賞連続受賞 研究のリレーは続く

 10月7日付東京新聞社説に、「研究のリレーは続く」の見出しで、物理学賞を受賞した梶田隆章・東京大学宇宙線研究所長の事が載った。
 今日はこの社説を学習することにした。
まず社説は、「二日続きの快挙だ。。大村智・北里大特別栄誉教授のノーベル医学生理学賞に続き、6日、物理学賞に梶田隆章・東京大学宇宙線研究所長が選ばれた。宇宙誕生の謎に迫る研究成果だという。
梶田所長は岐阜県飛騨市にある観測装置「スーパーカミオカンデ」を使い、素粒子のニュートリノに質量があることを証明した。ニュートリノは高名な物理学者フェルミがニュートラル(中性。電気を帯びていないという意味)とイノ(イタリア語で小さいの意味)を組み合わせて命名した。他の粒子と稀にしか反応しないために検出が難しく「幽霊粒子」と呼ばれたこともあった。
 それを、日本の技術力を生かして検出することに成功したのが、小柴昌俊・東京大学特別栄誉教授だ。
 小柴氏は1987年、超新星爆発で発生したニュートリノを観測装置「カミオカンデ」で検出した。以来、日本はニュートリノ研究のトップを走っている。2002年にノーベル物理学賞を受賞した小柴氏は「私の弟子から(ノーベル賞)受賞者が出る」と言っていたほどだ。」と教えてくれる。
 つづけて社説は、「研究グループはその後、太陽から来るニュートリノが理論値よりも少ないことなどを発見。スーパーカミオカンデを造って、今回の成果を導き出した。両装置はともに同市にある神岡鉱山の地下千メートルに設置された。
 よく言われるように、研究は一人ではできない。理論面で支えたのは、名古屋大の坂田昌一博士(故人)。小柴氏の後を継いだ戸塚洋二氏(故人)は、スーパーカミオカンデの建設に尽力した。こうした研究者のリレーの中で生まれた成果だ。
 装置の設置に協力した神岡鉱業や、検出器の「目」にあたる光電子倍増菅を開発した浜松ホトニクスといった企業の力も大きい」と指摘した。
 最後に社説は、「ところで、今年は日本人研究者が続けて受賞した。大村氏は山梨大を卒業後、社会人になって東京理科大学大学院に学び直した経歴が話題になっている。梶田所長は埼玉大を卒業後、東大大学院に進学し、小柴氏の研究室に入った。二人の研究者の人生は大学入試がすべてではない、ということをあらためて教えてくれる。
 同じ年に二分野でノーベル賞を受賞したのは、02年と08年の二度で、ともに物理学賞と化学賞だった。
 今後、化学賞(7日)、文学賞(8日)、平和賞(9日)、経済学賞(12日)と発表が続く、期待したい。」として締めくくった。
 読んで、為になった。
 梶田所長の今回の受賞を、理論面でささえた「名古屋大の坂田昌一博士(故人)」があり、スーパーカミオカンデの建設に尽力した「小柴氏の後を継いだ戸塚洋二氏(故人)」があり、装置の設置に協力した「神岡鉱業」があり、検出器の「目」にあたる光電子倍増菅を開発した「浜松ホトニクス」があった、等等のことを知り、日本国内でそんなに有名でない「企業」と「高度な学問」との出会いと協力がノーベル賞を受賞することで「世界的」に評価されたことは、日本人として大変うれしいことだ。
 この日本の幅広く底の深い日本の「産業技術」が、兵器の研究や生産・輸出に向かわないようにと祈っている。 
 また社説は「二人の研究者人生は、大学入試がすべてではない、ということをあらためて教えてくれる。」との指摘は、大村氏が山梨大を卒業から、梶田所長は埼玉大の卒業からの始まった研究者生活という経歴を知ると、納得。
 お二人のノーベル賞受賞は、多くの研究者に計り知れない希望を与えたことはまちがいない、と思った。
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by sasakitosio | 2015-10-10 07:11 | 東京新聞を読んで | Trackback