憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

ノーベル賞 野口英世も喜んでいる

 10月6日付東京新聞社説に、「野口英世も喜んでいる」との見出しで、大村智北里大特別栄誉教授のことが載った。
 今日はこの社説を学習することにした。
 まず社説は、「ノーベル医学生理学賞が5日、熱帯病撲滅に貢献した3人の研究者に決まった。その一人が大村智北里大特別栄誉教授だ。何億人もの健康を守るのに役立っている。
 大村氏は微生物が作り出す有用な化学物質の探索を長年、続けた。受賞の対象となった抗寄生虫薬イベルメクチンは、米製薬会社メルク社に所属したウィリアム・キャンベル博士と共同で開発した。
 もともと、動物用の薬で「食糧増産」が狙いだったが、人間でも効果があり、中南米やアフリカで、風土病のオンコセルカ症「河川盲目症」やリンパ系フィラリア症(象皮症)の治療などに使われた。すばらしいのはメルク社が人向けの薬をアフリカの途上国に無償で提供したいと考え、大村氏が同意したことだ。国際貢献の模範とすべき話だ。うれしいことに、近く撲滅できる見通しだという。」と教えてくれる。
 つづけて社説は、「夜間高校教師のとき、東京理科大修士課程で学んだ大村氏。北里大で研究室を任されて「早く薬の候補を見つけなければと必死だった。研究予算が尽きる夢にうなされた」と話している。熱意と愛情にあふれた研究者人生だ。
 熱帯病と聞くと、野口英世博士を思い出さずにはいられない。中南米やアフリカで高熱病と闘った野口博士は、ノーベル賞の候補にも挙がったが、アフリカで病に倒れた。
 野口博士は大学を卒業していないこともあって、米国で研究生活を送った。共に「主流」を歩んでいたわけではないが、途上国の人たちのために大きな貢献をした。今回の受賞をもっとも喜んでいるのは野口博士かもしれない。
 インタビューに大村氏は「微生物に教わってきたので、賞は微生物に上げたいくらい」と受賞の喜びを表現した。研究一筋であったことがにじみ出た言葉だ。」ともい教えてくれる。
 最後に社説は、「医学生理学、物理学、化学の自然科学三賞の日本人受賞者は、2000年に白川英樹氏が化学賞を受賞して以来、今回の大村氏で15人になる。受賞はかって、欧米に偏っていたが、00年以降、日本は米国に次いで2番目に受賞者が多い。ただ、業績は20世紀に成し遂げられたものがほとんどだ。
 政府に若手の研究者が「予算が尽きる」とうなされることなく、研究に精進できる環境を整えてほしい。
 それが結果として国際貢献につながることもあれば、ノーベル賞につながることもある。」として締めくくった。
 読んで、実にさわやかな気分を味わった。
 社説の「すばらしいのはメルク社が人向けの薬をアフリカの途上国に無償提供したいと考え、大村氏が同意したことだ。 国際貢献の模範とすべき話だ。」のくだりは、実にいい。
 武力を使ったり、武器を使っての国際貢献は、夫婦ゲンカや兄弟ゲンカのどちらに与力しても、負けた相手側の恨みを買うと同じように、まして、人命にかかわる事態だと、報復攻撃も逆恨み攻撃の覚悟しなければならない。外国でのいさかいは、「さわらぬ神にたたりなし」で行くしかないと思うが。
 薬がアフリカの人々を救い、そのことに「日本人」が貢献していたことは、実にうれしい話だし、日本人として誇れる話し、自慢できる話だ。そんないい話をもっと早く聞きたかったなあ!!
[PR]
トラックバックURL : http://sasakitosi.exblog.jp/tb/22299797
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by sasakitosio | 2015-10-10 06:17 | 東京新聞を読んで | Trackback