憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

対極の意見を聞くように

10月5日付東京新聞朝刊社説横に、「ミラー」という欄がある。筆者は、農業・和田真稀(30)さんだ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「安保法制をめぐって、内容の議論より先に、国民の中で「賛成か反対か」という二項対立が出来上がってしまい、意見が割れてしまっているのを見て、平和は争いの末、勝ち取るものではないということを痛感した。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「自分の意見を主張し始めたら、「言う」ことと同時並行で「聞く」こともしなくてはならない。というのが今年の夏の教訓だ。自分が正しいと思ったら、その裏面では「自分は間違えている」という確認の作業もしなくてはならない。正義同士の争いにならないためである。
 武力は抑止力にならないという立場である私は、デモに参加し、安保法制にも反対だったが、あえて反対と言わずに、「廃案・廃止」と言葉を選び、賛成の意見を持っている人を、いたずらに排除しないようにした。戦争したくないという立場の人間が、誰かの対抗軸になって、大きな声で言い争うなんてことは、矛盾極まりないからだ。
 また、安保法制に賛成している人の意見を積極的に聞くようにした。
 ときにストレスで夜眠れないことがあっても、冷静に聞くようにした。すると徐々に自分自身の主張のムダもそぎ落とされ、賛成派も意見を聞いてもらえたことで差別的な発言をやめてくれた。意見の違いは消えなくても争いは消えたのだ。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「「平和への道はない。平和こそ道なのだ」。有名なガンジーの言葉だ。これを体現して進むことこそ、平和の実践者である。まず、自分と最も遠い人の話を聞くこと。これである。」と締めくくった。
 読んで感心した。
 まず、「安保法制に反対の筆者が、安保法制に賛成している人の意見を積極的に聞くようにした」という行動に感心をし、また「ときには罵詈雑言に耐え。ときにストレスで夜眠れないことがあっても、冷静に聞くようにした。」という忍耐に感心し、そして「意見の違いは消えなくても争いは消えたのだ。」という民主主義の実践に感心した。
 9月12日の研修会で講師が、あの激辛の「桜井よしこ」のシンクタンクのブレーンだとの自己紹介したので、講演が終わって会場から駅までの道すがら、話をした。
 「安保法制が通って、国民が戦争に行かなければならなくなったとき、私も講師も桜井よしこも含め年寄りが、若者を戦場におくる前に、前線に行くようにしましょうよ、年寄りが先に死ねば「年金の面でも、医療の面でも、介護の面でも」若者の負担を減らすことができるし、若者の犠牲を少しでも減らせるから。・・・」と提案した。
 返ってきた答えは、「行くのは自衛隊だよ・・」だった。
 確かに、筆者指摘の「自分と最も遠い人の話を聞くこと」で、自分自身の主張のムダが落ちたと言えば落ちたようだ。
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by sasakitosio | 2015-10-06 06:44 | 東京新聞を読んで | Trackback