憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

翁長国連演説

10月2日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、作家・元外務省主任分析官の佐藤優氏だ。
 今日はこの筆者に学ぶことした。
 まず筆者は、「9月21日夕刻(日本時間22日未明)、スイス・ジュネーブで開かれた国連人権理事会総会における翁長雄志沖縄県知事の英語演説は、歴史的意味を持つ。民意によって選ばれた沖縄の最高指導者が史上初めて国連の場で沖縄の自己決定権に基づく自己主張をした。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「<翁長知事は「沖縄の米軍基地は第2次世界大戦後、米軍に強制接収されてできた。沖縄が自ら望んで土地を提供したものではない」と述べ、米軍普天間飛行場の返還条件として県内に代替施設建設を求める日米両政府の不当性を主張した。また、「沖縄は国土面積の0.6%しかないが、在日米軍専用施設の73.8%存在する。戦後70年間、いまだに米軍基地から派生する事件・事故や環境問題が県民生活に大きな影響を与えている」と訴えた>――22日「琉球新報」。まさに今、この時点で沖縄が国際社会に発信しなくてはならない論点がすべて盛り込まれている。」と指摘した。
 最後に筆者は、「那覇に外国記者団を招き知事が特別会見を行うと面白い。知事のあいさつは琉球語、冒頭発言は英語で行い、質疑応答は日本語・英語の通訳を用いて行う。このスタイルは言語においても植民地主義から決別するというニュアンスを持つので、意外と重要だ。」として締めくくった。
 読んでためになった。
 筆者の指摘のとおり、「民意によって選ばれた沖縄の最高指導者が史上初めて国連の場で沖縄の自己決定権に基づく自己主張をした。」この演説は、とくに本土の全国紙には意図的に小さく扱われたような気がするが、確かに日本の民主主義という視点で見れば「歴史的に大きな意義を持つ」ものだったと思った。これは、日本の自治体の長が、世界に発した「人権回復宣言」ではないか。
 NHKでも、わざわざ政府の女性国連大使の言い訳的発言を、翁長発言の後ろに放映していたのを見て、政府に気を使っているNHKの姿勢を見るようで、いやな気分になったことを思い出した。
 翁長知事の行動を観て、なにかと日本のマスコミ受けのいい「大阪の橋下市長」、東京に対抗などとお山の大将の陣どりみたいなことはやめて、どうせなら世界をうならせるようなことを「大阪市長」として、発信してほしいとおもった。
 
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by sasakitosio | 2015-10-04 06:13 | 東京新聞を読んで | Trackback