憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

基地国家と従属国家

 9月24日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・竹田茂夫氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「東日本大震災直前に米国務省高官の舌下事件が起きた。沖縄総領事も務めたこの人物は、学生らを前に「沖縄はゆすり・たかりの名人で、米軍基地をネタに政府から予算を引き出す」という発言をしたらしい。
米国のエリートにありがちな偏見と傲慢は米国の対外的膨張の歴史を背景とする根深いものだ。全世界に約八百もある海外基地に、米軍は約50万人の軍人と家族を駐留させている。
 旧帝国主義の植民地の代わりに、軍事基地をグローバルに張り巡らせ、政治的影響力と経済的権益を確保するというわけだ。つい先日、翁長沖縄県知事が国連人権委員会で、自治と人権がないがしろにされていると訴えたように、日米地位協定で沖縄と日本は米国の植民地に近い状態だ。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「人類学者D・ヴァイン氏の近著「基地国家」(未訳)は、沖縄を含めて全世界の米軍基地が起こしている問題を論じている。基地の依存そのものが、米軍人の犯罪や環境汚染や人道無視を引き起こし、反米感情を醸成するという。米国内では海外基地のコストとリスクを見直そうとする議論が起こりつつある。」と指摘した。
 最後に筆者は、「かって岸信介は米国の力を利用して、日本の権益と自分の政治生命を確保するという屈折したナショナリストの心性を持っていたと言われる。われわれの首相も確かにこれを受け継いでいる。」と締めくくった。
 読んで、勉強になった。
 まず、「全世界に約800もある海外基地に、米軍約50万人の軍人と家族を駐留させている」とのこと、
 「日米地位協定で沖縄と日本は米国の植民地に近い状態だ」とのこと、
 「人類学者D・ヴァイン氏の近著「基地国家」(未訳)で、基地の存在そのものが、米国人の犯罪や環境おせんや人権無視を引き起こし、反米感情を醸成するという。」としてきしていること、等を改めて知った。
 日本は、アメリカ軍の撤退を前提に、平和戦略をつくり出せないものか。
 また、アメリカ軍による抑止力という呪縛から、日本の指導者は解放されない程、アメリカに弱みを握られているのだろうか。
 アメリカ帝国の軍事予算の膨張による崩壊も、中国独裁政権の人権抑圧の反発による崩壊も、意外と速いような気がするが。
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by sasakitosio | 2015-09-26 06:39 | 東京新聞を読んで | Trackback