憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

「救いの地」はどこに

 9月13日付東京新聞社説横に、「太郎の国際通信」という欄がある。筆者は、ジャーナリスト・木村太郎氏だ。
 今日、この筆者に学ぶことにした。
 先ず筆者は、「米国南部アーカンソー州スプリングデールという町がある。とりたてて特徴のない平凡な町のようだが、今ここが遠く離れた太平洋の島国の住民の「救いの地」になっていると英BBC放送が7日(日本時間)伝えた。
 地球温暖化で水没の危機に直面するマーシャル諸島住民の移住先として、すでに4300人が定住しているという。
 「(首都の)マジュロでも高潮で町が水につかるようになりました。波の音におびえながら夜を過ごすのは耐えられません」
 放送は、最近移住してきたという女性の話をこう伝えていた。」と教えてくれる。
 つづけて筆者は、「マーシャル諸島は、第二次大戦後の一時期米国の信託統治領であったことから住民は米国へ容易に移住できる仕組みがある。1980年代に島の男性がこの町に来て居心地の良さを伝えたのをきっかけに、海面上昇から逃れるマーシャル諸島の人たちが目指す先になった。
 BBC放送が今この話をニュースにしたのは、言うまでもなく欧州の難民問題に関連してのことだ。シリアやアフガニスタンからの大量の移住希望者の増加は「難民とは何か」という問題をあらたに問いかけている。
 「人種、宗教、国籍、政治的意見や、また特定の社会集団に属するなどの理由で、自国にいると迫害を受けるか、あるいは迫害を受ける恐れがあるために他国に逃れた人々」というのが難民条約の定義だが、加えて紛争などを逃れた人たちも難民と認定されるようになった。
さらに、環境の変化で生活を追われた人たちも難民として救済の道を開くべきではないかとこのBBC放送を見ると考えさせらえる。
 地球温暖化の結果、気候の変化やそれに伴う農作物への影響、気象災害の激化など様々な影響が心配されているが、中でも海面上昇によって定住地を失う人たちの問題は差し迫った危機といえる。
  マーシャル諸島の場合、1200以上ある島の最高標高は数メートルにすぎない。すでに海面上昇は顕著で、海岸線の後退が各地で認められる。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)によれば、今世紀末に海面は最大82センチ上昇すると予測されるが、その場合諸島の多くが水没すると考えられる。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「水没の危機にひんいるのはマーシャル諸島だけではない。南のツバル諸島やキリバス共和国も海面上昇で国家の消滅が心配されている。さらに、インドのモルディブ共和国も国土の80%が海抜1・5メートル以下で海面上昇で存続の危機に直面している。
 マーシャル諸島の島民は米国に「救いの地」見つけることができたが、モルディブの35万人の住民にはどの国が救いの手を差し伸べるのだろうか?」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 マーシャル諸島の島民は米国に「救いの地」を見つけることができた。が、モルディブの35万人の住民にはまだ「救いの手」を差し伸べる国は、いないとのこと。どうなるのか。
 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)によれば、今世紀末には海面が最大82センチ上昇すると予測されているとのこと。ならば、日本が少子高齢化対策の一環として、全員受け入れる「プロジェクト」を、今から立ち上げるなんてことは、できないものだろうか?
 地球が時間的・空間的・情報的に狭くなった今日、地球的異変で国ごと引っ越しなんてこともあるかもしれないから。
[PR]
トラックバックURL : http://sasakitosi.exblog.jp/tb/22180931
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by sasakitosio | 2015-09-17 06:23 | 東京新聞を読んで | Trackback