憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

低視聴率の名作

 9月9日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、文芸評論家・斎藤美奈子氏だ。
 まず筆者は、「大河ドラマ「花燃ゆ」が消化試合の様相を呈し、連続テレビ小説「まれ」が迷走を続ける中、最近のNHKドラマで出色の出来だったのが火曜午後10時「ドラマ10」枠で放映された「美女と男子」だ(4月14日~8月25日)。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「IT企業に務めるキャリアウーマン役の沢渡一子(仲間由紀恵)が弱小芸能プロダクションへの出向を命じられ、新米マネージャーとして自らスカウトした新人俳優・向坂遼(町田啓太)の売り出しに奔走する。高飛車な一子と、一子相手に憎まれ口をたたく以外「どうも」と「べつに」しか口にしない無愛想な遼。
 全20回という長丁場にもかかわらず視聴者を魅了し続けたのは、説明的なせりふと予定調和な展開を排した丁寧なドラマづくりゆえだろう。働く女を描いたドラマはゴマンと制作されてきたけど、多くは「天然ボケのヒロインが何となく成功する」「彼女の力でいつも難題が解決する」といったリアリティーを欠くものだった。が、ここでは挫折と達成がテンポよく繰り返される。」と指摘した。
 最後に筆者は、「時代劇、再現ドラマ、特撮ヒーロー物と劇中劇も充実。主演の仲間由紀恵とベテラン脇役陣以外はほぼ無名の俳優なのも人気スターに頼った作品への批評性を感じさせて好感度大。ただし平均視聴率は5%台。数字と作品の質が必ずしも一致しないのは本の世界も同じだけど。」と締めくくった。
 昼と朝の時代劇以外は、テレビドラマはあまり見ない。テレビはもっぱらニュース、特にワールドニュースを選んで。
 筆者の「花燃ゆ」も「美女と男子」も、NHKのコマーシャル放送でときどき見るくらい。ために、テレビドラマに対する筆者の視点に、目からうろこ。特に、「天然ボケのヒロインが何となく成功する」、うんうん思い当たる。「彼女の力でいつも難題が解決する」、うんうんこれも思い当たる。
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by sasakitosio | 2015-09-10 06:48 | 東京新聞を読んで | Trackback