憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

良い教育ってーーー中国と英国

 9月5日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、作家の楊逸氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「BBC放送のドキュメンタリー番組が、中国で大きな話題を呼んでいる。
 あるイギリスの中学校で、特別のクラスをつくり、中国式の教育を行う実験を追ったものだ。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「生徒は中国の文化に接する機会がめったになかったという50人。いきなり、授業が朝7時に早められ、日に12時間勉強するような生活を強いられた。着なれたかっこいい制服を脱ぎ、中国のジャージー風でダサい制服に着かえて、まだ寝ぼけているうちに、朝の体操が始まった。
 授業はまさに、異文化の戦いである。前で声を張り上げて教えている先生を横目に、生徒はおしゃべりを楽しんだり、おやつを食べたり、化粧をしたり。授業に興味を示さない生徒たちは、好き放題でやっている。
 「規律が守られていないというよりは、規律そのものがないのではないか」と教師は戸惑い、自由に質問することを禁止された生徒は不満を覚え顔をしかめる。まるまる4週間、つらい実験がようやく終わった。」と教えてくれる。
最後に筆者は、「「社会福祉への安心感は、子どもへの自立心を妨げているのでは」と中国人教師の一人が指摘したのに対し、イギリス人からは「中国式教育は、独立思考を持つ人材ではなく従順な奴隷を作っている」との声が上がった。
 よい教育とは何なのだろうか。」と締めくくった。
 読んで面白かった。 
 「社会福祉への安心感は、子どもへの自立心を妨げているのでは」という中国人教師。発言からは「中国の子どもたちの現状」が垣間見える。
 イギリス人からは「中国式教育は独立思考を持つ人材ではなく従順な奴隷を作っている」との発言は、厳しいが現在の中国の支配層の意識を見透かしているようだ。
 ただ、自由な質問を禁止する「中国教師」の師としての自信の無さが、透けて見えるし、授業中に「生徒がおしゃべりを楽しんだり、おやつを食べたり、化粧をしたり」の風景は、学びの必要性、学びの価値、貴重な時間の意味、等々の自覚のなさ、真剣さのなさ、が見えた。
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by sasakitosio | 2015-09-05 08:26 | 東京新聞を読んで | Trackback