憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

公私混同ーー  エンブレム撤回

 9月4日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、作家・元外務省主任分析官の佐藤優氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「佐野研二郎氏が制作した2020年東京五輪・パラリンピックのエンブレムについて、大会組織委員会が使用を中止して取り下げることを決めた。佐野氏も同じ日、コメントを発表し、「模倣や盗作は断じてしていないことを誓って申し上げます」と述べた。
 にもかかわらず、エンブレムを撤回した理由について、「残念ながら一部のメディアで悪しきイメージが増幅され、私の他の作品についても、あたかも何かの模倣だと報じられ、話題となりさらに作ったこともないデザインにまで、佐野研二郎の盗作作品となって世に紹介されてしまう程の騒動に発展してしまいました。/自宅や実家、事務所にメディアの取材が昼夜、休日を問わず来ています。事実関係の確認がなされないまま断片的に、報道されることもしばしばありました。/(中略)自分のみならず、家族や無関係の親族の写真もネット上にさらされなどのプライバシー侵害もあり、異常な状況が今も続いています」と記した。」と教えてくれる。
 つづいて筆者は、「筆者も鈴木宗雄疑惑で激しいメディアバッシングにさらされたことがある。それだから佐野氏の心理状態は理解できる。しかし、公の世界にプロとして提出した作品を、自分や家族がつらいという私的理由で撤回することは筋が通らない。プロの表現者として公私の混同はゆるされない。」と厳しく締めくくった。
 読んで、鈴木宗雄パッシングを生き延びてきた、筆者の強さを感じた。
 並の人間は、自分のことはいかなる事態も我慢できるかもしれないが、家族や無関係の親族への攻撃にはまさに身を割かれる思いであろう。
 天下に事を成すにあたって、親もなければ子もいない、この世にしがらみ一つない、ことが能力発揮の環境としてはに最良だが、世の中そんなに自分だけに都合よくできていない。
 佐野氏の心理状態はよくできたし、筆者の指摘もよくわかった。先を行くには、照見五蘊皆空度一切苦役か。
[PR]
トラックバックURL : http://sasakitosi.exblog.jp/tb/22115769
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by sasakitosio | 2015-09-05 06:52 | 東京新聞を読んで | Trackback