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by sasakitosio

元兵員残虐行為の悪夢 戦後70年消えぬ心の傷

 8月28日付東京新聞朝刊一面に、「戦後70年消えぬ心の傷」との大見出しで、元兵員が「残虐行為の悪夢」に悩まされた記事が載った。記者は、辻渕智之氏だ。
 今日はこの記事を学習することにした。
 記事は、「アジア太平洋戦争の軍隊生活や軍務時に精神障害を負った元兵員のうち、今年7月末時点で少なくとも10人が通院を続けていることが分かった。
戦争、軍隊と障害者の問題を研究する埼玉大の清水寛名誉教授(障害児教育学)は「彼らは戦争がいかに人間の心身を深く長く傷つけるかの生き証人」と指摘している。
 本紙は、戦傷病者特別援護法に基づき、精神障害で療養費給付を受けている元軍属の有無を47都道府県に問い合わせた。確認分だけで、入院中の元兵員は福岡など4道県の4人。いずれも80歳代後半以上で、多くは約70年間にわたり入院を続けてきたとみられる。通院は東京と島根など6都県6人。
 療養費給付を受ける元兵員は1980年代には入通院各500人以上いたが、年々減少。入院者は今春段階で長野、鹿児島両県にも1人ずつたが5,6月に死亡している。
 清水氏によると、戦時中に精神障害と診断された兵員は、精神障害に対応する基幹病院だった国府台陸軍病院(千葉県市川市)に収容され、38-45年で10400人余に上った。この数は陸軍の一部にすぎず,症状が出ても臆病者や詐病扱いで制裁を浴びて収容されなかった場合も多いとみられる。
 清水氏は同病院の「病床日誌(カルテ)約8千人分を分析。発症や変調の要因として戦闘行動での恐怖や不安、疲労のほか、絶対服従が求められる軍隊生活への不適応、加害の罪責感などを挙げる。
 診療記録で、兵士の一人は、中国で子どもも含めて住民を虐殺した罪責感や症状をこう語っている。
 「住民ヲ7人殺シタ」
 「ソノ後恐ロシイ夢ヲ見」
 「又殺シタ良民ガウラメシソウニ見タリスル」
 「風呂ニ入ッテ居テモ廊下ヲ歩イテイテモ皆ガ叩キカカッテハシナイカトイフヨウナ気ガスル」
 残虐行為が不意に思い出され、悪夢で現われる状態のついて、埼玉大の細渕富夫教授 (障害児教育学)は「ベトナム、イラク戦争の帰還兵で注目された心的外傷後ストレス障害             
(PTSD)に類似する症状」とみる。
 清水氏は「症状が落ち着いて入院治療までは必要のない兵員が、偏見や家族の協力不足などで入院を強いられてきた面もある」と説明。
 また今後、安全保障関連法案が成立して米国の軍事行動に協力すると、「自衛隊でもおびただしい精神障害者が生じる」と懸念する。」と教えてくれた。
 読んで勉強になった。これは、全国民必読の記事だと思った。もちろん現役の自衛隊員のすべてに。
 読んで、人間は、戦争で一時的に「狂気」になり蛮行を為すが、平和になれば「正気」の常態にもどり、狂気時の蛮行が深く「心を傷つけ」つづける存在であることが、よく分かった。
 中で、診療記録で一人の兵士が「風呂に入っていても廊下を歩いていても皆が叩きかかってきはしないかというような気がする」とのくだりは、過去に「戦争を推進・協力してきた人々及びその末裔」の心に残っていないのだろうか?
 
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by sasakitosio | 2015-08-30 08:14 | 東京新聞を読んで | Trackback