憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

信頼醸成サミット

8月28日付東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という欄がる。筆者は作家・元外務省主任分析官の佐藤優氏だ。
 今日はこの筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「8月22日、ロシアのメドベージェフ首相が、北方領土の択捉島を訪問した。日本政府は、菅義偉官房長官や岸田文雄外相が外交ルートを通じて、メドベージェフ首相の北方領土訪問の中止を働きかけた。しかし、ロシア側は日本政府の働きかけを一切無視した。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「当初からロシアが日本の働きかけを無視し、メドベージェフ首相が択捉島訪問を強行することが確実であることは想定されていた。このような場合は、「ロシアにおいて、外交は大統領の専管事項で、首相は平和条約〔北方領土〕交渉を担当していないので、これによりロシアの対日政策が変化することはないので、コメントするには及ばない。いずれにせよ、安倍晋三首相とプーチン大統領の合意が北方領土交渉の基盤になる」という趣旨の声明を出して、体を交わす必要があった。政府首脳によるメドベージェフ首相の北方領土中止要請が無視されたことで、日本外交の無力さが、国際社会に可視化されてしまった。」と指摘した。
 最後に筆者は、「こういう状況でプーチン大統領が公式訪問しても、北方領土交渉も日露の戦略的提携も進まない。
 ここで外交戦略を組み換える必要がある。
 プーチン大統領を安倍首相の故郷である山口県に招いて、両首脳の個人的関係を強化する信頼醸成サミットを行うことだ。日ロ間の払拭が焦眉の課題だ。」と締めくくった。
 読んでためになった。
 筆者の「政府首脳によるメドベージェフ首相の北方領土訪問中止要請が無視されたことで、日本外交の無力さが、国際社会に可視化されてしまった。」との指摘は、その通りだと思った。
 また、「コメントするに及ばない」「体を交わす必要があった」等の筆者の指摘は、喧嘩の仕方を教えてくれる。
 数多くの役人と与党の議員の中に、筆者のような「かわしの技」を使える「人材」がいなかったことは、なぜだろうか?
 そして、政権・政府は、アメリカに追随していれば、安保法制を強行し軍事力を強化すれば、世界は日本を「一等国」として尊敬してくれると思っているのだろうか?
[PR]
トラックバックURL : http://sasakitosi.exblog.jp/tb/22090214
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by sasakitosio | 2015-08-29 07:56 | 東京新聞を読んで | Trackback