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by sasakitosio

中国のGDPは幻想か

8月23日付東京新聞朝刊社説横に、「太郎の国際通信」という欄がある。筆者は、ジャーナリスト・木村太郎氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「「やはり。中国のGDP(国内総生産)統計は信用できないかもしれない」
 17日、日本の今年4-6月期のGDP速報を受けてそう思った。日本のGDPは年率換算でマイナス1.6%、中国のそれは前年同期比プラス7%だったが、気になったのはその値ではない。それが発表されたタイミングだ。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「中国の発表は先月15日だったが、6月までの経済データをわずか半月でまとめたことに「信じられない」という声が欧米で上がっていた。そのことをひと月後の日本のGDP速報であらためて思い起こしたのだ。
 「そもそも14億人の人口をかかえる新興国が、米国や英国といった先進国より数週間も前に四半期データを公表することができるかという疑問もつきまとっている。しかも、中国がその後、公式統計を改定することはほとんどないにもかかわらずだ」(6日ロイター電) 
 米国のGDP値が発表されたのは、中国よりも反月後れの先月30日のことだった。
 GDPの統計は国連の決めた計算法で各国同様に計算される。それは国内の企業や個人がつくり出した付加価値を合計するもので、きわめて煩わしい作業が求められるという。
 日本の10倍以上の人口をかかえる中国市場のデータを、日本の3分の1の期間に処理する中国の役人の能力が優れていると言えばそれまでだが、その結果が中国政府の掲げる目標に沿う数値になっているのもデータに疑惑を持たれることになっている。
 告発サイト「ウィキリークス」は8年前、李克強現首相が駐中米国大使に「GDP統計は参考用にすぎない。信用できるのは電気使用量、鉄道貨物量と銀行融資額だけだ」と語ったという外交文書を暴露している。
 「中国のGDPは幻想に過ぎない」
 英国の調査会社「ファゾム・コンサルテング」の役員のエリック・ブリトン氏はこう断じている。同社は李克強氏が信用できるとした三つの指標を使って中国のGDPを試算したところ、その伸び率は今年2.8%、来年は1%になると予測した。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「中国には最近まで「保八」と呼ばれる政策路線があった。文字通り経済成長率8%を保持するというものだ。外貨からの借入金利が8%程度あることや、共産党幹部が官営事業収入の8%を利権化することに基づくものだったらしいが、その後の経済の原則によって目標は7%に引き下げられていた、
 しかし、GDPの伸び率が2%程度になると、党幹部の利権はともかく、外資などからの借入金との逆ザヤが生ずることになり中国経済は完全にマイナス成長に転落することになる。
 中国のメルトダウンが始まっているのかもしれない。」と締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「GDPの統計は国連の決めた計算法で各国同様に計算される。それは国内の企業や個人がつくり出した付加価値を合計するというもので、極めて煩わしい作業が求められる」とのことを知った。
 また、「告発サイト「ウィキリークス」は8年前、李克強現首相が駐中米国大使に「GDP統計は参考用にすぎない。
 信用できるのは電気使用量、
 鉄道貨物量と
 銀行融資だけだ」と語ったという米外交文書を暴露している」とのことも知った。
 すこし、ショックな数字は、「英国の調査会社「ファゾム・コンサルティング」の中国のGDPの試算で、その伸び率が今年2.8%、来年1%の予測だ。しかも、外資からの借入金利が8%程度であるとのことだとすると、中国経済の破綻は時間の問題だということになる。
 近い将来、大陸での政治的・経済的・社会的な混乱が起きた時、日本政府にその備えはあるのだろうか?
 いま日本の指導者に求められるのは、アメリカの戦略にくっついた一周遅れで軍事中心の「安保法制」でなく、日本独自の「世界戦略」の構築こそ急がれるのではないか?
 
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by sasakitosio | 2015-08-25 06:37 | 東京新聞を読んで | Trackback