憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

ネットに呑まれるテレビ

 8月16日付東京新聞社説横に、「太郎の国際通信」という欄がある。筆者は、ジャーナリスト・木村太郎氏だ。
今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「米国での景気回復が目立ち来月にも利上げがうわさされているが、その中で暗い影が覆い始めている分野がある。
 一時は「飛ぶ鳥落とす」勢いだったテレビ番組業界だ。
 今月6月の株式市場で、メデア産業の巨人といわれるバイアコム社の株価が急落した。この日の終値は前日より14%安、一日の下落率としてはリーマンショックの時以来最大、年初来では41%下げた。
 バイアコム社は、パラマウント映画や音楽番組専門のMTVなど多数の番組制作会社を傘下に収めており、世界165カ国の7億世帯に番組を供給している(ニューヨーク・タイムズ紙)。
 しかし、同社が6日発表した4-6月期の決算は売上高が前年比11%減、純利益も3.1%減少し、投資家の予想を下回ったことで株が売られたと分析されている。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「この週、やはりメディア大手のウォルト・ディズニ‐・カンパニー社の株価が9%下落、さらにマードック氏21世紀フォックス社の株価も11%余下がった。
 株価の動向を示すS&P500のメディア部門の平均株価指数も今年7月の最高値以来9%下落しており、ケーブルテレビに有料番組を提供している米大手メディア企業で何かマイナスな事態が起きていることを示唆している。
「若い視聴者がデジタル機器を好み、テレビの前で過ごす時間が減っているメディアの構造上の問題が投資家の不安をあおっている」(英フィナンシャル・タイムズ紙電子版8月6日)
 オンライン向けの番組を制作している「デイファイ・メディア」社の調査では、米国の13-24歳の世代はオンラインのビデオを1週間に11.3時間見ているのに対して、テレビは8.3時間しか見ていないという。その原因を同社の幹部はこう決めつけた。
 「テレビ用のビデオは代わり映えしなくて退屈だ。」
 現実に、いま米国の10代の間でもっとも人気のあるタレントは映画やテレビのスターではなく、ユーチューブでコメディーを発表している「スモッシュ」というデュオだという。
 彼らはこれまでに約三千本のビデオを制作し、世界の74億人が視聴した。そのユーモアが新鮮で面白いこともあるが、何よりも無料であるのが好まれているという。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「米国のテレビは、ケーブルを通じて視聴がほとんどで番組も有料であることがほぼ状態化しているが、ここにも「ネットは無料」という考えが浸食し始めたようだ。
 すでに新聞など活字メディアの世界は無料のネットのコンテンツにその存在を脅かされているが、ついにテレビにもその変化が押し寄せ始めたのかもしれない。」と締めくくった。
 読んで面白かった。そして、情報機器の進歩と普及が、社会や経済を変え始めていることが分かった。
 特に、「バイアコム社の株式が、6日に前日比14%の下落、一日の下落率としてはリーマンショックの時以来最大年初来で41%下落。」、
 「この週、ウォルト・デズニ‐・カンパニー社の株価が9%下落。マードック氏の21世紀フォックス社の株価も11%下がった」、
 「現実に、いま米国の10代の間で最も人気のあるタレントは映画やテレビのスターではなく、ユーチューブでコメディーを発表している「スモッシュ」というデュオだという。
 彼らはこれまでに約3000本のビデオを制作し、世界の74億人が視聴した」、等々を知った。
 「スモッシュ」のユーモアが新鮮で面白く、無料であることが好まれているとのこと。
 つまり、コンテンツが面白ければ、(小資本の)ユーチューブが(大資本の)テレビや映画を「人気」の上で、凌駕できることの証明だ。正に、小が大をのむ光景だ。
 ひょっとすると、地球上では、「資本の大小」の競走から、「資本の量や数や重さ」の競走から、「モノやヒトの質やデザイン」の競走に、「政治も経済も社会も宗教も」変わることの兆候かもしれない? 
 
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by sasakitosio | 2015-08-21 06:23 | 東京新聞を読んで | Trackback