憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

制御棒なき社会

 8月12日付東京新聞朝刊23面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、文芸評論家・斎藤美奈子氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「11日に、九州電力川内原発1号機から核分裂反応を抑える制御棒が抜かれ、原子炉が起動した。
 「制御棒が抜かれ」という表現がなんだか胸に突き刺さる。制御棒が抜かれた状態なのは川内原発だけじゃないものね。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「国会で「核兵器の輸送も法律上は可能」と答弁した中谷元・防衛相。同じく安保法制をめぐる講演で「法的安定性は関係ない」と語った磯崎陽輔首相補佐官。
 「戦争に行きたくないのは極端に利己的な考えだ」とツイートした自民党の武藤貴也衆院議員。
 みんな制御棒を抜かれた状態だ。
 広島の平和記念式典で自らの判断により「非核三原則」にふれず、安保法制に懸念を示す被爆者の声には耳を貸さず、答えに窮すると「私が総理大臣ですから」で逃げようとする安倍晋三首相の制御棒も、だいぶ前から抜かれている。
 過去の過ちに学ばず、わざわざ危険な道を選択する。自分で危険を選択しながら、安全性を強調し、国民の生命を守るためだと強弁する。そんなの誰が信じます?原発の再稼働も、安保法制の成立を急ぐのも、私には同じ構造に見える。」と指摘した。
 最後に筆者は、「原子炉のブレーキ役である制御棒に当たる権力の制御棒は、いうまでもなく日本国憲法だ。この制御棒のおかげで、日本は曲がりなりにも戦後70年を迎えることができた。この記録を私たちはいつまで更新できるだろうか。」と締めくくった。
 読んで、勉強になった。
 「中谷元・防衛相も、磯崎陽輔首相補佐官も、武藤貴也衆院議員も、安倍首相も、皆制御棒が抜かれている」との筆者の指摘は、面白い。
 「権力の制御棒は、言うまでもなく日本国憲法だ」との指摘は、なるほどと思った。
 ただ、安倍首相はじめその取り巻きは、もともと制御棒が抜かれたまま「権力の座」についたのではないか?
 それは選挙で当選して、それを機会に「制御棒」が抜けた人たちではないか?
 ここは、内閣がメルトダウンする前に、廃炉(内閣交代)への道を選択しないと、日本国と日本国民は近隣諸国に迷惑をかけることになるのではないか?
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by sasakitosio | 2015-08-13 06:32 | 東京新聞を読んで | Trackback