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by sasakitosio

倍返しだ 闘う学者13000人超

 8月9日付朝日新聞朝刊4面に、「政治 断簡」という欄がある。筆者は、編集委員・前田直人氏だ。
 今日はこの筆者に学ぶことにした。
 「東京大学発祥の地」の石碑が立つ東京・神田の学士会館。歴史あるその建物に、安倍政権の現状を憂える学者らが大挙して集まったのは、7月20日のことだった。
 「安全保障関連法案に反対する学者の会」の記者会見。
 高い天井の重厚な大部屋に、ノーベル物理学賞の益川敏英・京都大学名誉教授ら約150人がならぶ。安保法制の進め方を「立憲主義と民主主義の破壊」と批判。その壮観な光景を、テレビのニュース映像でみて驚いた。
 「これぐらいやらないと、インパクトは生まれない。学士会館は「倍返し」のロケ現場である。映像効果が抜群だと思ったんです。」
 そう明かすのは、学者の会の発起人・事務局代表を務める教育学者の佐藤学・学習院大教授(64)である。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「倍返しとは、2013年ヒットしたTBS系ドラマ「半沢直樹」に出てくる復讐の決めゼリフ。最終回で銀行員の主役・半沢が因縁の常務を土下座させるシーンがある。そのロケ地が、この建物だった。
 佐藤さんもまさに「倍返し」したい思いを募らせている。13年にも特定秘密保護法成立直前に学者の会をつくったものの、社会を動かすには至らなかったという「痛恨の思い」があるからだ。
 危機感を伝えるには、発信力がいる。6月始め、ツイッターに強い社会学者の上野千鶴子さんや思想家の内田樹さんらと相談。「顔の見える活動」を広げようと、秘密保護法のとき匿名だった賛同者を原則実名で募ることにして、会を立ち上げた。
 賛同する大学教授や研究者はどんどん増え、今や約13000人。学生団体「SEALDs」と連携し、ともにマイクを握る。70を超す大学でも有志が集まり、各地でアピール活動をする。重層的な運動をつなぐ役割を、それぞれ自発的に担うようになった。
 「予想を超える広がりだ。」と佐藤さんは言う。
 「立憲主義、民主主義、平和主義の最大危機。知識人として「この道を通したらとんでもないことになる」と言う感覚がある。これだけの数の学者が立ち上がるのは驚異的で、外国人特派員もびっくりしていましたよ」」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「特定秘密保護法のときを思い出す。あのときも反対の声は強く、内閣支持率は下がった。ところが年が明けると熱は冷め、支持率も復調した。
 今回も政権側は同じことを期待するだろう。「60年、70年の安保闘争と比べれば大したことはない」といった声も聞こえてくる。だが佐藤さんはこう反論した。
 「かっては労働組合や政党などの組織が主体だったが、今や個人、市民が主体の動きで、決定的に違う。学者の会も、どの政党にも中立を保っている。いまの政党にこれだけの人が動かせますか?」
 自民党内からは、立憲主義や民主主義を軽んじる発言が相次ぐ。反対運動の深さを、甘く見過ぎてはいないだろうか。
 「知識人の闘争」は、とてもおさまりそうにない。」と締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「安全保障関連法案に反対する学者の会」の記者会見を、テレビや新聞で、自分も見た「記者会見の場所」が、神田の学士会館だったこと、そこがテレビドラマ「半沢直樹」の最終回で銀行員の主役・半沢が因縁の常務を土下座させるシーンがある。そのロケ地が、学士会館だった、ことは初めて知って驚いた。
 「賛同する大学教授や研究者はどんどん増え、いまや約13000人。」にのぼるとのこと、
 「かっては労働組合や政党などの組織が主体だったが、いまや個人、市民が主体の動きで決定的に違う。」とのこと、等は新しい運動の形が出来つつあるのかもしれないと思った。
 また、労働組合や学生運動や政党が中心になれないのは「民主主義の進化」かもしれないとも思った。
 昔の学生運動は社会主義・共産主義のセクト集団のようで「過激さと暗さ」があった。が、SEALDsに集まる若者には「暗さや過激さ」が見られない。それも、電子機器を駆使しての「人々の結集」という「民主主義の新しい形」なのかもしれないと、思った。
 これを契機に民主主義が、団体から個人、数から質へと転換する契機になればいいなあと思った。
 
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by sasakitosio | 2015-08-11 15:28 | 朝日新聞を読んで | Trackback