憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

戦前に戻るのか

 8月2日付東京新聞朝刊1面に、「秘密保護法 言わねばならないこと 集団的自衛権」という欄がある。
 筆者は、作曲家・三枝成彰氏だ。今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「きな臭い時代になった。戦争反対、改憲反対、原発反対などと発言すると仕事を失ってしまう。テレビ番組で安倍政権を批判した元官僚の古賀茂明さんはその後、番組を降板になった。自由に話せる時代でなくなれば、この国はおしまいだ。
 集団的自衛権を認めるなんて、あり得ないと思っている。米国は朝鮮戦争で引き分け、ベトナム戦争、アフガニスタン紛争、イラク戦争と ずっと「負け」が続く。そんな国を集団的自衛権を使って応援する必要があるのか。なぜ日本は戦前のような国を作ろうとするのか、理解できない。
 戦後、憲法九条で困ったことがあったか。もちろん世界の「1等国」にはなれない。国連安保理の常任理事国にはなれない。でも豊かな生活が送れた。なぜそれでいけないのか。」と切り出した。
 つづけて筆者、「ドイツはフランスと(第一次、第二次世界大戦の)二回けんかしたのを教訓に、近隣の国と仲良くすることを義務付けたが、解釈改憲し、国際治安支援部隊(ISAF)に参加しアフガニスタンに派兵した。そして50人以上の犠牲者を出した。
 ナチスの迫害を受けたユダヤ人哲学者ハンナ・アーレントは、大衆の熱狂的な支持がナチスの台頭を許したと指摘した。彼女が提示した「悪の凡庸さ」が、今の日本にも広がりつつある。国民が自分の頭で考えなくなり、他者の痛みへの想像力をなくし、軽い気持ちで為政者に同調してしまうことが、社会を一つの方向へ押し流す。」と指摘した。
 最後に筆者は、「ただ安倍首相が選挙で勝ったのは間違いない。低投票率でも民意を反映していると言われたらそれまで。それが民主主義のルール。投票率90%になれば社会は必ず変わる。特定秘密保護法も政権が代わればつくり直せる。国民が変わらない限り、この国は(今の方向のまま)まっしぐらに進んでしまう。」と締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「自由に話せる時代でなくなれば、この国はおしまいだ。」、
 「ハンナ・アーレントは、大衆の熱狂的な支持がナチスの台頭を許したと、指摘した」、
 「国民が自分の頭で考えなくなり、他者の痛みへの想像力をなくし、軽い気持ちで為政者に同調しまうことが、社会を一つの方向へ押し流す。」、等の指摘は、理解でき納得できた。
 柏市議選が2日から8日まで闘われ、9日が投票日だが、選挙期間中の柏駅前の人の流れを見ていて、政治への市民の関心の高まりを感じた。今の政権の強行姿勢が、眠っていた主権者意識を刺激していることは確かだ。
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by sasakitosio | 2015-08-09 08:00 | 東京新聞を読んで | Trackback