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by sasakitosio

安倍談話の行方

 8月4日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、ルポライター・鎌田慧氏だ。
 まず筆者は、「戦後70年。安倍首相談話がいよいよ近づいている。日中戦争からアジア太平洋戦争まで、日本が犯した加害責任を、歴代首相のように真摯に反省謝罪し、道を戦争に向けて絶対引き返さないと誓うのか、それとも曖昧なものにして、世界からの不信を強めるのか、決断が問われている。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「戦争法案の審議の中で、安倍首相の戦争についての認識が皮相浅薄、言葉に心がこもっていないことが露呈している。原発のように、戦争を再稼働させたがる首相は危険極まりない。
 しかし、首相に愚かな戦争を準備させないためには、市民の反省と決意が必要だ。いま「民衆談話」運動が広がっている。アジアへの侵略を支えたのは、一人ひとりの日本人だった。
 関東大震災の混乱のなかで、朝鮮人や中国人を大量に殺害し、敗戦間際で秋田の花岡鉱山で中国人労働者を殺害したのも市民だった。日本帝国軍隊の加害ばかりか、私たち一人ひとりのアジアへ痛恨の思いが、安倍内閣の戦争法案反対運動に含まれている。」と指摘した。
 最後に筆者は、「敗戦後は朝鮮戦争のとき、520億円以上(当時の金額)もの砲弾などを米軍に納入した。
 その砲弾は確実に朝鮮人を殺していた。「復興」は朝鮮の犠牲と引き換えだった。「戦後責任」も大きい。安倍内閣の「兵器輸出解禁」は、その事実を隠している。」と締めくくった。
 読んで考えるヒントを得た。
 「戦争法案の論議の中で、安倍首相の戦争についての認識が皮相浅薄、言葉に心がこもっていないことが露呈した。」との指摘は、理解し、また「軽さと信念の無さ」に「失望と安堵」という複雑な気分になった。
 また、筆者はの「アジアへの侵略をささえたのは、一人一人の日本人だった」との指摘はその通りだ。その国民の自覚と反省は、反戦・護憲に必要なことではある。そのうえで、国民をして戦争をする気にさせた「指導者」の責任を徹底的に問わなければ、戦争の火種は消えないような気がするが?
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by sasakitosio | 2015-08-06 07:00 | 東京新聞を読んで | Trackback