憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

安保法制と例外状態

 7月16日付東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・竹田茂夫氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「昨日、安保法案が衆院特別委員会で可決された。今日にも衆院本会議で可決されるはずだ。
 国会審議で明らかになったのは、具体的な必要性に応じて法案が提起されたのではなく、中国への漠然とした恐怖や軍事大国への回帰願望が推進力であったことだ。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「その結果、法案は定義さえ難しい「事態」の羅列となり政府の答弁は混乱を招くだけ。法案は行政権に開戦の大幅な裁量を与えることになり、戦争などの例外状態では国民主権は否定され真の主権者たる国家が憲法を停止できると説いたC・シュミット(ナチスに協力したドイツの憲法学者)の亡霊が呼び出されることになろう。昨年の解釈改憲とは国家主権による憲法停止の予行演習だったのだ。」と指摘した。
 さらに筆者は、「だが、安保法案は前途多難だ。原発訴訟のように多くの訴訟が起こされるはずだ。川口創氏らのイラク派遣訴訟で、高裁レベルで国民の平和的生存権が具体的権利として確定している。難民救済や紛争調停の現場からは九条の価値が称揚されている(熊岡路矢氏や伊勢崎賢治氏)。」と指摘した。
 最後に筆者は、「政権中枢の政治家からは日本の負の歴史を直視できない「ひ弱なナショナリスト」である、長期の国家戦略が無く、ホルムズ海峡の機雷リスクのない米軍支援などの非現実的な想定をもてあそぶ素人の軍事おたくでもある。」と締めくくった。
 読んで勉強になった。
  「法案は行政権に開戦の大幅な裁量を与えることになり、戦争などの例外状態では国民主権は否定され真の主権者たる国家が憲法を停止できると説いたC・シェミット(ナチスに協力したドイツの憲法学者)の亡霊が呼び出される」と筆者は教えてくれる。
 また筆者は、「国会審議で明らかになったのは、具体的必要性に応じて法案が提起されたのではなく、中国への漠然とした恐怖や軍事大国への回帰願望が推進力であった」と教えてくれる。
 さらに筆者は「川口創氏らのイラク派兵訴訟で、高裁レベルで国民の平和的生存権が具体的権利として確定している」とも教えてくれる。
 これらのことが明らかになったところで、国民的に知識人的にマスコミ的に、どのような対処をするかが問題だが。
 一人の国民としては、被支配者層の同輩はみながみな戦争は嫌いだと信じいて、戦争につながる「権力者」の動きに目を光らせ、手持ちのあらゆる手段を使って、戦争反対の声を上げ続けたいと思っている。
 すべてを、前進のエネルギーに!!
[PR]
トラックバックURL : http://sasakitosi.exblog.jp/tb/21958941
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by sasakitosio | 2015-07-19 07:06 | 東京新聞を読んで | Trackback