憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

岸内閣の教訓

 7月15日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、文芸評論家・斎藤美奈子氏だ。
 今日はこの筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「政府・与党は本日にも安保法案を衆院特別委員会で採決する方針という。憲法学者の9割以上が法案は違憲だと明言し、あらゆる世論調査で反対が賛成を上回り、各地で反対集会や抗議行動が繰り広げられ、内閣支持率も低下しているのにだ。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「2006年の著書「美しい国へ」(13年に増補版「新しい国へ」に改題)で、安倍首相は1960年6月18日、33万人のデモ隊が国会と官邸を囲んだ日のことを記している。祖父(岸信介元首相)大叔父(佐藤栄作元首相)と官邸でワインを飲みながら「殺されるなら本望」と考えていたこと。日米安保条約は独立国家の要件を満たすもので、祖父は間違っていなかったこと。
 だが、岸内閣は無傷では終わらなかった。首相は暴漢に襲われ、内閣は総辞職に追い込まれた。民衆の蜂起は彼らには脅威と映ったはずだ。
 いいかえると、60年安保闘争は必ずしも市民の敗北ではなかった。もしあの激しい抵抗運動が無かったら、岸内閣は自主憲法の制定に向けて走り出し、自衛隊は国防軍になり、日本はとっくに「戦争ができる国」になっていただろう。」と指摘した。
 最後に筆者は、「以来、ぎりぎりの攻防を繰り返しながらも、日本国民は改憲を阻止し、集団的自衛権の行使だけは許さなかった。7月15日は岸内閣が総辞職した日。強行採決で抵抗が静まると思ったら大間違いだせ。」と締めくくった。
 衆議院本会議で法案が通過した今日、読んで勉強になった。
 筆者のコラムで「1960年6月18日、33万人のデモ隊が国会と官邸を囲んだ日、岸信介元首相が、佐藤栄作元首相と官邸でワインを飲みながら「殺されなら本望」と考えていたこと」を知った。A級戦犯の腹の座り方が、見えるような話だ、と思った。反対闘争に共鳴する立場だが。
 また、筆者の「60年安保闘争は必ずしも市民の敗北ではなかった」との指摘はその通りだし、60年安保闘争は戦前との決別、戦後民主主義の出発点ではなかったか?
 そして、今日ただいまの安保法制反対の戦いは戦後民主主義から、新たな民主主義(より直接民主主義に近い)創生の始まりのような気がするが?
 さらに、筆者の「強行採決で抵抗が鎮まると思ったら大間違いだぜ」を市民大衆側の「捨て台詞」にしてはならないと思った。
 闘いはこれからだ!当面は、戦後民主主義(議会制民主主義)の進化に向けて、安倍自公内閣打倒をめざして!
 団結して、がんばろう!!
 
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by sasakitosio | 2015-07-17 06:44 | 東京新聞を読んで | Trackback