憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

強行採決のあとで

 7月14日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、ルポライター・鎌田慧氏だ。
 今日はこの筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「安倍首相の官邸執務室には、祖父の岸信介首相とアイゼンハワー米大統領が署名している写真が飾られてあるそうだ。1960年1月、ホワイトハウスでの日米安全保障条約署名の瞬間である。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「歴史は繰り返すと言うが、安倍首相は祖父の手法をなぞっているだけだ。訪米して大統領に約束、国会延長、強行採決。
 そして岸首相は世論の批判を浴び退陣した。岸首相が右翼に刺され、社会党の浅沼稲次郎委員長が刺殺された。結局、自民党は右翼を使いこなせなかった。いまの政権は右傾化したと言われているが、さらに米国に従属を深めている、不思議である。
 迷彩服にヘルメット姿の首相が、戦車隊長のように戦車の上から手を振るはしゃぎ過ぎは記憶に新しい。「我が軍は」と軽く言ったりするのは、戦争の殺りくに思いが至らないからだ。
 「私がやりたいことと、国民がまずこれをやってくれというのが、必ずしも一致しなかった。私が一番反省しているのは、その点です。」
 この殊勝な反省は、第一次安倍政権崩壊の総括(「週刊文春」13年4月24日)だ。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「なんだ、なにも学習していないじゃないか、とため息が出る。「民主主義を破壊した」と批判された、祖父の55年前の強行採決とおなじ轍を踏むようだ。自らの墓穴を掘るだけだ。」と締めくくった。
 きのうの衆院の委員会で安保法案が強行採決された、今日あらためてこの「本音のコラム」読んで、考えさせられた。
「 「民主主義を破壊した」と批判された、祖父の55年前の強行採決とおなじ轍を踏むようだ。自らの墓穴を掘るだけだ。」との指摘は、これからの世論の「力と進化」が試されるような気がした。そして、60年当時は「総評と日本社会党」があった、が今は二つともない。
 
 
[PR]
トラックバックURL : http://sasakitosi.exblog.jp/tb/21952187
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by sasakitosio | 2015-07-16 07:12 | 東京新聞を読んで | Trackback