憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

「アリの国」の民なのか

 7月10日付朝日新聞朝刊社説下に、「社説 余滴」という欄がある。筆者は、経済社説担当・原真人氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「財政破綻の瀬戸際にあるギリシャを、欧州連合(EU)が救うかどうかに注目が集まっている。
 どちらに転んでもギリシャ国民は年金削減や増税の痛みから逃れられない。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「さてこのニュース、日本国民にはひとごとと映るか。政府の財政論議にも、わが論説委員室の議論にもそんな空気を感じないわけではない。
 ギリシャの負担増は当然と受け止めても、わが事となるとすんなり容認できないからだ。
 たとえば、消費税率の10%への引き上げ案には「景気や政府の再生健全化計画の進展を見極めて判断しよう」といった穏健な意見が通りやすい。社会保障予算を削減せよ、と論じれば「とんでもない」と待ったがかかる。
 客観データが示し現実は日本の借金の方がずっと深刻なのに「日本はギリシャとちがう」という思い込みがあるのではないか。
 働き者のアリと借金で遊び暮らすキリギリスという寓話がある。ギリシャはいわば「キリギリスの国」、EUの盟主にして堅実財政のドイツはさしずめ「アリの国」だ。
 では日本は、どちらか。
 私たちはいま世界最高レベルの年金、医療、介護の行政サービスを受けている。ところがそのコストに見合うだけの代価を支払っていない。30-40兆円にのぼる政府の毎年度の新たな借金は、本来なら日本国民が社会保障などの代価として負担すべきものである。
 ギリシャ人は税金を払わず豊かな年金暮らしを謳歌してきたと批判されている。それと日本国民の借金依存とどうちかうのか。私たちは長らく日本人の勤勉な国民性は「アリ」的だと思ってきたが、どうも自信が無くなってきた。」と指摘した。
最後に筆者は、「ユーロ圏に加盟したギリシャは11年前、勢いに乗ってアテネ五輪を開催した。世界的な祭典を呼び込んだ熱狂のなかで、、いずれも訪れるかもしれない苦境に想像は及ばず、ひたすら借金を積み上げた。
 いま東京五輪の準備を進める日本にその姿が重なって見える。主会場となる新国立競技場の建設費は約2500億円。アテネ五輪の主会場が7つ造れる桁違いの予算だ。
 いくらなんでも高すぎるという批判が相次いでいるが、政府は黙殺している。
 つぶさに見るほど、考えれば考えるほど、私たちは「キリギリスの国」の民なのだ。」と締めくくった。
 読んで考えるヒントができた。
 筆者による、「客観データが示し現実は日本の借金の方がずっと深刻なのに、「日本はギリシャとは根本的にちがう」という思い込みがあるのではないか」との指摘、
 「私たちはいま世界レベルの年金、医療、介護の行政サービスを受けている。ところがそのコストに見合うだけの代価を払っていない」との指摘、
 「30~40兆円にのぼる政府の毎年度の新たな借金は、本来なら日本国民が社会保障などの代価として負担すべきものである。」との指摘、等は是としたうえで、毎年年収の3~4割の「税と公共負担」を支払い続けて来ている国民の一人として、税金・社会保険料その他の公共負担、と税金の使い方を、歴年に渡って、詳細に調査し公表してほしいと思った。ここはマスメディアに特に期待したい。
 その中でも、納税意識を著しく損ねる「高級ならぬ高給(?)公務員の天下り」の、根絶をしなければいけないようなきがするが?
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by sasakitosio | 2015-07-15 06:36 | 朝日新聞を読んで | Trackback