憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

市場主義と国民の意思

 7月9日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・竹田茂夫氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「ギリシャ危機は市場と社会運動について重大な問題を提起している。株や円相場の話だけではない。
 問題の発端は、放漫財政のつけと政府の粉飾会計がリーマンショックで露呈したことにある。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「この5年間で国内総生産(GDP)が25%程度縮小した結果、失業率は約25%に達し、若者のそれは50%を超えた。国民の2割以上が医療保険を失って社会的破綻の瀬戸際にある。
 これは対外債務の返済猶予の条件として、欧州政治家やテクノクラートが年金削減、財政切り詰め、公務員解雇などからなる緊縮策と構造改革を強いてきたからだ。
 競争と自己責任の市場原理に国民をさらして成長と生産性の向上を促す新自由主義の典型だが、これに対抗する社会運動を支持基盤として左派連合が今年初めに政権についたのだ。劇的な国民投票の結果も抵抗の意思表明とみるべきだ。」と指摘した。
 最後に筆者は、「成長のための緊縮策と構造改革が逆効果であることは世界中で実証済みで、今回もギリシャの対外債務削減とドイツなどの内需拡大の組み合わせが最良の政策のはずだ。
 だが、自己責任を刷り込まれたドイツ世論は債務削減を認めない。
 先ごろのドイツ議会は連帯(ギリシャ支援)と懲罰(ギリシャ切り捨て)の間を揺れ動く。欧州の理想のために国益を超えられるか、力量が試されている。」と締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「ギリシャ危機の発端は、放漫財政のつけと政府の粉飾決算にある」とのこと、
 「5年間で国内総生産が25%程度緊縮し、失業率は約25%に達し、若者の卒業率は50%を超えた。国民の2割以上が医療保険を失って社会的破綻の瀬戸際にある」とのこと、
 「社会的破綻の原因は、年金削減、財政切り詰め、公務員削減などからなる構造改革にある」とのこと、等その現実を教えてもらった。
 そして、筆者は「ギリシャの対外債務削減とドイツなどの内需拡大の組み合わせが最良の政策」と教えてくれる。
 ギリシャの危機が引き金になって、欧州全体の経済危機になり、それが中国の経済危機に飛び火し、世界経済全体の危機になるのだろうか?
 第一次世界大戦の経済版は、世界の指導者たちの英知と決断で避けてほしいのだが? 
 
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by sasakitosio | 2015-07-11 06:55 | 東京新聞を読んで | Trackback