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by sasakitosio

首相のメディア戦略、暗礁 テレビにも呼ばれず、週刊誌の手のひら返し

 7月9日付東京新聞朝刊24.25面に、「こちら特報部」というページがある。
 中で、「「反安倍」シフト? 週刊誌 手のひら返し」の大見出し、「首相のメディア戦略 暗礁」・「テレビにも呼ばれず・・」の中見出しに、好奇心が刺激され、記事を読んだ。筆者は、三沢典丈氏だ。今日はこの記事を学習することにした。
 まず記事は、「安全保障関連法案の違憲疑惑などで内閣支持率が続落する中、安倍政権に好意的な記事を掲載してきた週刊誌が「反安倍」にシフトしている。
一方、安倍首相は政府の考えを訴えようにも、テレビ番組への出演依頼もなく、アピールの場は右派論壇誌などにとどまっている。
 顕著に反応したのが、「週刊文春」と「週刊新潮」の2誌。
 今年4月ごろ、文春は、辺野古新基地問題で安倍政権と対立する沖縄県知事を攻撃する記事を数回にわたって掲載。新潮も政権メディア戦略を持ち上げていた。両誌とも閣僚の政治資金問題を除けば、安倍首相や自民党に矛先を向けることはほとんどなかった。
 ところが、6月4日、衆院憲法審査会で自民党推薦参考人を含む3人の憲法学者が安保法案を「違憲」と指摘すると、軌を一にするように論調が一変する。
 同日発売の文春は「“上から目線”の「安保法制」安倍晋三首相よ 国民をバカにするな!」と詰め寄った。
 新潮も同じ号で「心に響かない安保法制「国会論議」の不毛地帯」、次の号では、「違憲」指摘を受ける形で「棺桶に片足を入れた「安保法制」は蘇生できるか?」とぶち上げた。
 両誌は今月2日発売号でも、自民党の若手議員による報道弾圧発言について「自民党は死んだ」(文春)、「うぬぼれ「自民党の構造欠陥」(新潮)と巻頭で特集。とりわけ文春は見事な手のひら返しに見えるが、編集部に尋ねると「編集方針の取材には応じていない」と返答。新潮の酒井逸史編集長も「安倍政権に反対でも支持でもない。何が読者の興味を引くのか、その都度、われわれなりの価値観で考えている」とコメントした。
 3.11以降、原発など社会問題を俎上に載せてきた女性週刊誌も、ここにきて「反安倍」を鮮明にする。
 今月7日発売の「女性自身」は、安保法案反対の学生グループ「SEALDs(シールズ)」を大々的に取り上げた。」と教えてくれる。
 つづけて記事は、「逆風下、安倍政権は、得意のメディア戦略で苦しんでいる。安倍首相は右派論壇誌「WILL」8月号の安保特集号で、「私が丁寧にご説明します」との一文を乗せたが、これ以外の露出は、ネットテレビ・ニコニコ生放送の自民党チャンネルの出演ぐらい。首相は今月6日の自民党の役員会で「テレビ番組に出たいが、どこも呼んでくれない」と嘆いていたという。
 メディアの変化には、内閣支持率が影響しているようだ。各社世論調査では支持と不支持が接近。一部調査では、支持と不支持が逆転した。
 政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が注目するのは、安倍政権に好意的とされる日本テレビの6月の調査だ。支持率(41.1%)と不支持率(39.3%)が拮抗した。「(日テレの調査で)差が2ポイントに接近したのは初めて。首相はこれで国会の会期を大幅延長を決めたともいわれ、非常に気にしている」
 週刊誌の変心については「週刊誌は、国会議員のオフレコ情報などから世論の一歩先を読む。今は政権批判をトレンドと考えているのだろう」とみる。
 元「噂の真相」編集長の岡留康則氏は、安倍首相の寄稿先が右派論壇誌である点に「焦り」を見てとる。
 「安保法案について広く理解を得るために、首相周辺のスタッフが右派論壇誌へ掲載を進めるとは思えない。首相が自分で決めたとすれば、法案の先行きが不透明で、余裕がなくなっていることの表れではないか」」とも教えてくれた。
 読んで大変勉強になった。
 新聞広告や、電車のつり広告は、いつも面白く読んでいる。話のネタになった有名人は大変だなあと思いながら。
 この記事の中で、「新潮の酒井逸史編集長の「安倍政権に反対でも支持でもない。何が読者の興味を引くのか、その都度、われわれなりの価値観考えている」とのコメント」は、分かりよく、意味が深いと思った。読者(大衆?)の心に合わせるとしたら、今は政権批判との意味だとすれば、世論の大勢は決まったのではないか、と思った。
 政治ジャーナリスト鈴木哲夫氏の「週刊誌の変心については「週刊誌は、国会議員のオフレコ情報などから世論の一歩先を読む。今は政権批判をトレンドと考えているのだろう」との見解は、このところの政権批判のうねりがもっともっと大きくなることを予感しているように思えた。
 
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by sasakitosio | 2015-07-10 14:48 | 東京新聞を読んで | Trackback