憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

反原発歌い 反戦後押し‐アイドル、演歌、レゲエ・・思いは同じ


 7月6日付東京新聞朝刊.24.25面に「こちら特報部」という2面がある。筆者は林啓太氏だ。
 今日はこの記事を学習することにした。
 まず記事は、「プロテストソング(抵抗歌)で政治を風刺し、平和や生活を守る運動の後押しをーーー。集団的自衛権の行使を容認する安全保障法制や原発再稼働などに反対を唱え続けるアーテストたちがいる。アイドルグループや演歌師、レゲエ歌手らがさまざまな楽曲で、市民を応援している。」と切り出した。
 つづけて記事は、「
 辺野古の移設は 続けると
 一体 選挙は何なんだ
 OHスザンナ その態度
 諸悪の根源 自民党
 本気で自民党を倒しましょう
 金権政治にさようならを
 戦後から何も変わらない
 我慢は体に悪いから
 アイドルグループ「制服向上委員会」が歌う「OHスザンナ」は米国民謡「OHスザンナ」の替え歌だ。
 メンバーが入れ替わっていく仕組みで現在は10人。反戦や護憲をテーマの一つとし、東京電力福島第一原発事故以降は脱原発も訴える。
 千三百曲の持ち歌のうち、そうしたメッセージソング、カバー曲、恋愛などアイドルソングが3分の1ずつ占める。
メッセージソングも曲調はアイドルっぽいが、沖縄の米軍基地問題や原発再稼働、集団的自衛権の行使容認などを批判する歌詞で訴える。
 6月中旬、神奈川県大和市内で開催されたイベントで、自民党批判を歌った。
 同市が「特定の政党を批判した」とイベント後に後援を取り消す騒ぎとなったが、メンバーンの斎藤優里彩さん(18)は「自民党は日本最大の権力者で、生活を壊す政策をごり押ししている。名指しで批判して何が悪いんですか」と語った。
 「(所属事務所に)やらされている」
 「痛々しい」という意見も聞くが、スタッフの和田香織里さんは「最初に単にアイドル活動をやりたい子が多い。社会貢献の大切さも理解出来た子だけが脱落しない」と話す。メンバーの木梨夏菜さん(16)は「歌詞を勉強し、憲法も原発も自分の命に関わると知り、誇りを持って歌っています」。また、「かわいいのも両方兼ね備えているのがいいところ」とアピールした。
 明治大正期に演歌師が歌った抵抗歌の手法で歌うのは岡大介さん(36)。伝統を引き継ぐ意を込め、自らも「演歌師」を名乗る。
 ストトンストトンと国会は
 憲法・原発・自衛隊
 ねじれりゃまだまだ良い方で
 ねじれなければ歯止めなし

 ストトンストトンと猿総理
 見ザル聞かザル言わザルで
 お面着けたと思ったら
 厚くなってた面の皮
 新宿三丁目の居酒屋。空き缶を使った沖縄発祥の楽器「カンカラ三線」の音に合せ、独特の節回しで新曲「ストトン節2015」を歌う。主題は社会風刺。「演説歌」とも呼ばれる。
 働きながら街頭でフォークソングを歌っていた10年前、「自衛隊に入ろう」などの抵抗歌で有名なフォーク歌手、高田渡さん(故人)と出会った。当時、高田さんが歌っていた演歌師のカバー曲を「政治批判が入った歌詞が単純に面白い」と思い、音源など資料を集めて研究した。
 いま、明治・大正期の約50曲をカバーする。ストトン節2015は大正期のヒット曲の替え歌だ。東京・浅草の寄席や居酒屋、デモや集会で披露する。
 「貧富の格差とか百年前に近づきつつある。演歌師は現代人の苦しみに寄り添えるはず」と強調する。
 「権力者を笑い飛ばして苦しみを笑にに変える。からかわれた権力者も言われちゃかなわんとつい苦笑してしまうような表現が理想」
 中米のジャマイカ発祥の音楽「レゲエ」に託すシンガー・ソングライターもいる。
 レゲエは社会批判を込めることが多く「反抗の音楽」とも言われる。
 オリンピックどころじゃねえだろ
 再稼働どころじゃねえだろ
 原発輸出どころじゃねえだろ
 戦争だけは絶対ダメだろシンゾー

 このオヤジ憲法で縛っとかんと
 平和な日本にサヨナラ戦争
 消費税増税誰が潤うか
 TPP誰が首つるか
 ランキン・タクシーさん(62)昨年発表した「ボンボオヤジ」は陽気でテンポの速い曲調だ。 
 1983年にジャマイカを旅行し、「エロを含めて日本の歌にない下世話なパワーを感じた」。レゲエに魅せられて85年、建築士として働いていた会社を辞めてレゲエ歌手になった。
 翌86年、チェルノブイリ原発事故が起きた。放射能の恐怖を歌った「誰にも見えない、匂いもない」を89年に発表。
 日本の抵抗歌の代表作の一つと評価する音楽評論家もいる。
 日本のレゲエ界の草創期を支え、デモや集会では積極的に歌ってきた。「当たり障りのないことには興味がない。リアルで、説得力と衝撃があることを歌いたい」。脱原発や安保法制反対の運動を「当面は公算が大きいけど、戦い続けるべき大事な勝負だ」と捉え、「現実を冗談で笑い飛ばす元気や勇気を届けたい」と語った。
 同じレゲエでも、岩手県宮古出身のリクルマイさんが昨年発表して「きたぐにはる」は趣が異なる。
 二回目のはるが来る前元気だったジイちゃんが
 あっけなくこの世から 旅だった
 震災関連死だってさ。

 新しい建物が、人目をひけれど
 古ぼけたものに暖かな視線が 
 注がれるのだろうか
 東日本大震災の被害者が、津波からの逃避行や避難所での生活、復興への期待と不安などを独白する内容だ。「津波で親戚が何人も亡くなった。私自身にも喪失感はある」。穏やかなメロデーが郷愁を誘う。
リクルマイさんは約20年前、東京で音楽活動を始めた。大手スポーツドリンク会社のCM曲に採用されたこともある。プロテストソングを始めたのは「物は溢れているのに心が欠落している社会」への反発からだった。
 福島の原発事故に衝撃を受け、「原発辞めろ」と訴える曲も作った。しかし、デモに参加するうちに迷いが生じた。「運動に参加している人たちは私の歌を受け入れてくれる。でも、運動に参加していない人たちの心を打つ力はあるのか」
 「きたぐにのはる」は「壁」を超えて歌を届ける試みの一つで、親しみやすさに留意したという。「被災者を見捨てるな、という抵抗的メッセージを込めたけど、表現はおおらか。多くの人の心に届く歌を目指したい」
 抵抗について、デモに詳しい高千穂大の五野井郁夫准教授は「歌は演説と違い、感情に訴えるので分かりやすい。社会運動の要求を普及させていく手段として有効だ」と説く。
 音楽評論家の鈴木孝弥氏も「社会的な弱者が仲間と一緒に歌えば、共通の意識を持つ手段になる。」と話す。」と教えてくれる。
 最後に記事は、「60――70年代には、「イムジン河」などの抵抗歌が生まれたが、いまはどうか。
 音楽評論家の藤田正氏は「一つの歌が抵抗歌の「極」になることはないだろう 。
 一方で、抵抗歌のジャンルは昔に比べ豊富になった。自分で低価格でCDを出せる環境もある。水面下では非常に大きなうねるがある」と期待している。」と締めくくった。
 読んで勉強になった。
 アイドル、演歌師、レゲエ、抵抗歌、日ごろ目にしない文字。そして、その世界の実在の演者と活動を初めて知って、頼もしく感じた。
 代々木公園の集会に、講釈師の神田香織さんの一団が「のぼり旗」を立てて集会場に入って行った、思い出した。
 
 
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by sasakitosio | 2015-07-09 09:58 | 東京新聞を読んで | Trackback