憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

国家の原罪

 6月2日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・竹田茂夫氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「先ごろ、米国南部の教会関係者の盛大な葬儀が行われた。黒人の牧師らが白人優越主義のテロで殺されたのだ。オバマ大統領は痛切な哀悼演説の中で奴隷制の歴史や今も残る人種間の差別や格差を米国の原罪と呼んで、これを直視するように国民に訴えた。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「実際、19世紀の米国南部の発展は土着民族の制圧や軍事的膨張や綿花プランテーションの奴隷制によるものだ。ハーバード大で歴史学を教えるW・ジョンソン氏の近著「暗い夢の河」(未訳)は、第三代大統領T・ジェファーソンの抱いた「独立自営農民の共和国」の夢が奴隷制の現実に変わる経緯を活写している。
 歴史の負の遺産の問いは日本人にも突き刺さる。3百万人の同胞2千万人のアジアの人々を犠牲にした戦争はなぜ起きたのか。欧米帝国主義との覇権争いとして日本の責任を相対化することはできない。近代化と産業革命の「明るい明治」にはすでに「暗い昭和」が胚胎していた。」指摘した。
 最後に筆者は、「安川寿之輔氏の「福沢諭吉のアジア認識」は、「天は人の上に人を作らず・・」といった市民的自由主義者の先駆者、偉大なる啓蒙思想家とされてきた諭吉の実像を暴き出す。
 国権のために民権を棚上げした思想的負債を結局支払わずに、諭吉は天皇制や旧憲法や教育勅語を肯定してアジア蔑視と侵略に突き進んだ。」と教えてくれた。
 読んで勉強になった。
 オバマ大統領が「奴隷制歴史や今も残る人種間の差別や格差米国の原罪」と呼んだ、とのことを知ることができた。原罪とは、キリスト教の国らしい発想だと思った。
 また、福沢諭吉は「天皇制や旧憲法や教育勅語を肯定しアジア蔑視と侵略に突き進んだ」、とのことを知ることができた。
 福沢諭吉については、学生時代に「学問のすゝめ」を読んで、中にアジア蔑視の言葉を見て、「学問のすゝめ」を読みたくなくなったことを思い出した。
 
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by sasakitosio | 2015-07-03 06:34 | 東京新聞を読んで | Trackback