憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

ノモンハン

 6月25日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・竹田茂夫氏だ。
 今日はこの筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「1939年夏、旧満州国国境付近のノモンハンで日本、ソ連両軍の衝突が生じた。モンゴルの大平原を舞台にした大規模な戦争で、おのおの約2万人の死傷者を出した。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「欧州の政治状況と絡み合い第二次大戦の序曲となった。兵站・諜報・近代装備軽視、白兵戦や夜襲などの旧態依然戦術、参謀本部と現地の確執など、日本軍の戦略思想の欠如と組織病理のすべてが露呈した。
 日本兵は火炎瓶で戦車に立ち向かったのだ。この戦争は政治や軍事や戦場の体験などの多重の文脈に位置付けるべきで、田中克彦氏は分断されたモンゴル民族の悲劇に焦点を当てている。
 多くの記録から国家により動員され、戦いを強制され、殺された人々の悲しさが浮かび上がる。多くは兵士たちだ。八紘一宇とは天皇制が押しつけた幻想であり、ソ連の祖国防衛はスターリンの恐怖政治と一体だった」と指摘した。
 最後に筆者は、「大日本帝国もソ連も消滅した現在、教訓は何か。歴史の後戻りに警戒するだけでは不十分だ。
 絶対権力であった国家や軍隊は背後に退き、今やグローバルな市場と企業の論理が人々に立ちふさがる。
 弁舌巧みに参謀として戦争を指導した辻正信の代わりに、科学の学位などを持ち小才を利かせて政権に影響力を発揮するが、視野の狭い専門家が多く現われている(「R・ドーア「幻滅」) 。」と締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「八紘一宇とは天皇制が押しつけた幻想であり、ソ連の祖国防衛はスターリンの恐怖政治と一体だった。」との指摘は、なるほどそうかと考えさせられた。
 また、「科学や経済学の学位などを持ち小才を利かせて政権に影響力を発揮するが、視野の狭い専門家が多く現われている(「Rドーア「幻滅」)。」の指摘も、いまどき氾濫していると思った。
 
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by sasakitosio | 2015-06-27 06:42 | 東京新聞を読んで | Trackback