憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

製薬業界の裏側

 6月11日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・竹田茂夫氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「昨年、外資系製薬大手の大ヒット薬で不正が発覚した。大手の臨床試験の論文で、降圧剤の売り上げ拡大のために重大な改ざんが行われたのだ。データ解析を一手に引き受けた製薬大手の社員が、不正に手を染めたという。日本の製薬最大手や東大病院でも同種の問題が明るみに出た。製薬会社が統計処理だけでなく、資金面でも臨床試験に深く関与する悪弊をうかがわせる。背景には「エビデンス(根拠)に基づいた医療」という「信仰」を利用し、医療を利潤追求の場に変えてしまう業界の体質がある。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「海外ではどうか。D/ヒーリー「抗うつ薬の功罪」は内情をよく伝えている。製薬会社丸抱えの精神医学の世界にいた著者が、臨床試験や論文の検討を重ねるうちにある種の抗うつ剤が患者の自殺率を高めることに気付き、次第に戦闘的な批判者に変質していく過程が描かれている。
 市場原理に身を売った米国医療の腐敗ぶりには驚かされる。権威ある専門誌の論文には、製薬会社系列のゴーストライターの手になるものが多く、生の臨床データは私有物として公開しない。
 高級ホテルでのプレゼンテーションは業界がお膳立てする、などなど。」と指摘した。
 最後に筆者は、「オバマ政権が党内の反対を他所に環太平洋連携協定(TPP)を推進するもの、アジアで大儲けを狙う製薬業界が後ろに控えているのが理由なのか。」と締めくくった。
 読んで、怖い社会だと思った。薬は命にかかわる。学者や大学の権威を利用して、偽薬が社会に広がる。そこに、政治権力まで、関わるとしたら、知らぬ「主権者国民」の被害は測りしれない。戦争で、国民の血税、財産、命を懸けさせる、軍事産業・政治家・役人の癒着に目を光らせると同様、偽薬の開発・販売にも目を光らせなければならないと、思った。
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by sasakitosio | 2015-06-20 19:59 | 東京新聞を読んで | Trackback