憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

国会の権威を貶める不見識 安保法制審議

 6月2日付東京新聞社説に、「国会の権威貶める不見識」との見出しで、安保法制に対する、このところの国会審議が載った。 今日はこの社説を学習することにした。
 まず社説は、「安全保障法制をめぐる衆院特別委員会での審議。ヤジを飛ばすなど、安倍晋三首相の不誠実な態度に、与党議員も苦言を呈す。国会は国権の最高機関だ。敬意を持ち、誠実に答弁すべきである。
 安保法制を審議するきのうの特別委は冒頭、首相の謝罪から始まった。浜田靖一委員長が「不必要な発言は厳に慎むようお願いしたい」と注意すると、首相は「重ねておわび申し上げるとともに、指示を踏まえて真摯に対応する」と述べた。」と切り出した。
 つづけて社説は、「発端は先月28日の特別委。発言している民主党の辻本清美氏に、首相が自席から「早く質問しろよ」と挑発した。
 野党側は「立法府に対する冒涜だ」と反発したが、同感である。
 この首相発言がいかに異状か。自民党ナンバー2の高村正彦副総裁が「首相の勇み足。首相たる者、言わない方がよかった」と指摘したことからも明らかだ。
 全国民の代表である国会は国権の最高機関であり、唯一の立法機関である。首相は国会の議決により指名されているとはいえ、国会の権威を貶めることは、断じて許されるはずはない。
 安倍首相は、この憲法規定の重さを理解する見識を欠いている。だからこそ、政府が長年国会審議を通じて積み重ねてきた、集団的自衛権の行使を違憲とする憲法解釈を一内閣の判断で変えたり、専守防衛に変更はないと言いながら、自ら定義を変えてしまっていることに気付かないのだろう、」と指摘した。
 さらに社説は、「首相は「先の衆院選で平和安全法制の速やかな整備を明確に公約として掲げた以上、選挙直後の今通常国会でその実現を図ることは当然」とも答弁している。
 しかし、昨年暮れの衆院選を経済政策が争点「アベノミクス解散」と名付けたのは首相自身だ。
 選挙に勝った途端、公約に書き込んだ全項目が信任されたと強弁するご都合主義に唖然とする。
 共同通信の最新世論調査で安保法制への反対は依然、賛成を上回り、5割近くに上る。安保法制を「十分に説明しているとは思わない」との回答も8割を超える。」と指摘した。
 最後に社説は、「安倍内閣の安保法制が平和主義の憲法第九条に違反し、戦後日本が貫いてきた専守防衛が変質するとの危機感を、国民が広く共有する証左だろう。
 安倍内閣はまず、国会軽視の態度を心から改め、国民の思いに誠実に耳を傾けるべきだ。自らの誤りに気付かず、平和主義を変質させる恐れのある法案の成立を「数の力」で強行すべきではない。」と締めくくった。
 読んで勉強になった。
 首相は「先の衆院選で平和安全法制の速やかな整備を明確に公約として掲げた以上、選挙直後の今通常国会でその実現を図ることは当然」とも答弁しているとのこと。
 これに対して、社説では「選挙に勝ったとたん。公約に書き込んだ全項目が信任されたと強弁するご都合主義」に唖然。」とした」とのこと、この社説の気持ちは、国民側からよく分かる。
 いまどきの選挙を見れば、「公約に書き込んだ全項目が信任されたと強弁する」ことは、詐欺、居直り強盗の所業だ。これは、ご都合主義の典型例なのだと、思った。
 選挙は、瞬間的な、一時的な、その時に、示された民意であり、投票した途端から民意は変動するものだし、そして多数決は真実を証明するものではないし、ただ団体意思の仮の決め方とでも言うべきものではないか?
 だから、権力を託された人々には、常に「今」の民をくみ取る「努力」と「謙虚さ」が、必要なのではないか?
 
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by sasakitosio | 2015-06-17 06:38 | 東京新聞を読んで | Trackback