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by sasakitosio

ポツダム宣言 全文

 6月6日付東京新聞24.25面に、「こちら特報部」という欄があり、中で「ポツダム宣言 識者が読み解く」、 「戦後日本の起点」、「世界の共通認識」、等々の見出しで、ポツダム宣言のことが載った。
 今まで、しっかりと「ポツダム宣言」を読んだことがなかったので、全文を理解するために、新聞に掲載された「ポツダム宣言 全文」を、筆写しながら学習することにした。
―――― ポツダム宣言 ――――――
      「全文」
 米、英、支三国宣言
  (1945年7月26日「ポツダム」ニ於テ)
一、吾等合衆国大統領、中華民国政府主席及「グレート・ブリテン」国総理大臣ハ吾等ノ数億ノ国民ヲ代表シ協議ノ上日本国二対シ今次ノ戦争ヲ終結スルノ機会ヲ与フルコトニ意見一致セリ

二、合衆国、英帝国及中華民国ノ巨大ナル陸、海、空軍ハ西方ヨリ自国ノ陸軍及空軍ニ依ル数倍ノ増強ヲ受ケ日本国ニ対シ最後的打撃ヲ加フルノ態勢ヲ整ヘタリ右軍事力ハ日本国カ抵抗ヲ終止スルニ至ル迄同国ニ対シ戦争ヲ遂行スルノ一切ノ連合国ノ決意ニ依リ支持セラレ且鼓舞セラレ居ルモノナリ

三、蹶起セル世界ノ自由ナル人民ノ力ニ対スル「ドイツ」国ノ無益且無意義ナル抵抗ノ結果ハ日本国国民ニ対スル先例ヲ極メテ明白ニ示スモノナリ現在日本国ニ対シ集結シツツアル力ハ抵抗スル「ナチス」ニ対シ適用セラレタル場合ニ於テ全「ドイツ」国人民ノ土地、産業、及生活様式ヲ必然的ニ荒廃ニ帰セシメタル力ニ比シ測リ知レシサル程度ニ強大ナルモノナリ吾等ノ決意ニ支持セラルル吾等ノ軍事力ノ最高度ノ使用ハ日本国軍隊ノ不可避且完全ナル崩壊ヲ意味スヘク又同様必然的ニ日本国本土ノ完ナル破壊ヲ意味スヘシ

四、無分別ナル打算ニ依り日本帝国ヲ滅亡ノ淵ニ陥レタル我儘ナル軍国主義的助言者ニ依り日本国カ引続キ統御セラレヘキカ又ハ理性ノ経路ヲ日本国カ履ムヘキカヲ日本国カ決意スヘキ時期ハ到来セリ

五、吾等ノ条件ハ左ノ如シ
吾等ハ右条件ヨリ離脱スルコトナカルヘシ右ニ代ル条件存在セス吾等ハ遅延ヲ認ムルヲ得ス

六、吾等ハ無責任ナル軍国主義カ世界ヨリ駆逐セラレルニ至ル迄ハ平和、安全及正義ノ新秩序カ生シ得サルコトヲ主張スルモノナルヲ以テ日本国国民ヲ欺瞞シ之ヲシテ世界征服ノ挙ニ出ツルノ過誤ヲ犯サシメタル者ノ権力及勢力ハ永久ニ除去セラレサルヘカラス

七、右ノ如キ新秩序カ建設セラレ且日本国ノ戦争遂行能力カ破砕セラレタルコトノ確証アルニ至マテハ聨合国ノ指定スヘキ日本国領域内ノ諸地点ハ吾等ノ茲ニ指示スル基本的目的ノ達成ヲ確保スルタメ占領セラルヘシ

八、「カイロ」宣言ノ条項ハ履行セラルヘク又日本国ノ主権ハ本州、北海道、九州、四国並ニ吾等ノ決定スル諸小島ニ局限セラルヘシ

九、日本国軍隊ハ完全ニ武装ヲ解除セラレタル後各自ノ家庭ニ復帰シ平和的且生産的ノ生活ヲ営ムノ機会ヲ得セシムヘシ
十、吾等ハ日本人ヲ民族トシテ奴隷化セントシ又ハ国民トシテ滅亡セシメントスルノ意図ヲ有スルモノニ非サルモ吾等ノ俘虜ヲ虐待セル者ヲ含ム一切ノ戦争犯罪人ニ対シテハ厳重ナル処罰加ヘラレルヘシ日本政府ハ日本国国民ノ間ニ於ケル民主主義的傾向ノ復活強化ニ対スル一切ノ障礙ヲ除去スヘシ言論、宗教及思想ノ自由並ニ基本的人権ノ尊重ハ確立セラレヘシ
 
十一、日本国ハ其ノ経済ヲ支持シ且公正ナル実物賠償の取立ヲ可能ニナラシムルカ如キ産業ヲ維持スルコトヲ許サルベシ但シ日本国ヲシテ戦争ノ為再軍備ヲ為スコトヲ得シムルカ如キ産業ハ此ノ限ニアラス右目的ノ為原料ノ入手(其ノ支配トハ之ヲ区別ス)ヲ許可サルヘシ日本国ハ将来世界貿易関係ヘノ参加ヲユルサルヘシ

十二、前記諸目的カ達成セラレ且日本国民ノ自由ニ表明セル意思ニ従ヒ平和的傾向を有シ且責任アル政府カ樹立セラルルニ於テハ聨合国ノ占領軍ハ直ニ日本国ヨリ撤収セラルヘシ

十三、吾等ハ日本国政府カ直ニ全日本軍隊ノ無条件降伏ヲ宣言シ且右行動ニ於ケル同政府ノ誠意ニ付適当且充分ナル保障ヲ提供センコトヲ同政府ニ対シ要求スル右以外ノ日本国ノ選択ハ迅速且完全ナル壊滅アルノミトス
 (出典 外務省編「日本外交年表並びに主要文書」下巻1966年刊)
 読んで大変勉強になった。若い頃よんだが、片仮名交じりの文章のため、濁音の表示がないため、読む意欲がわかなかったことを思いだした。しかし、いまあらためて読んでみて、日本の戦後、日本国憲法にポツダム宣言が生きていることを知った。そして、これを、突きつけられた、敗戦当時の日本が、いかに国民の人権が蹂躙されていたかが分かった。
 また、この宣言が、米・英・中華民国三国宣言であることをしり、日本は中国にも負けたことを改めて知った。
 特に十条で「日本政府は日本国民の間における民主主義的傾向の復活強化に対する一切の障害を除去すべし言論、宗教及思想の自由並びに基本的人権の尊重は確立せらるべし」の規定は、今の日本にも通用する考え方だ、と思った。
 また十二条で「平和的傾向を有し且責任ある政府が樹立せらるるにおいては聯合国の占領軍は直に日本国より撤収せらるべし」との規定の精神は、在日米軍の撤退への道につなげたいと思った。
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by sasakitosio | 2015-06-10 09:58 | 東京新聞を読んで | Trackback