憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

ひとりよがり

 6月7日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・山口二郎氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「安保法制の審議で特にばかばかしいのは、遠い戦乱の地で同盟国などに後方支援を行う際、後方支援だから安全だ、自衛隊員のリスクを高めないと首相が繰り返していることである。
 多くの人が指摘している通り、後方支援とは武器弾薬、燃料等を補給する活動であり、戦闘行為の一環である。古来、糧道を断つことこそ戦の常道である。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「この安全法制は、集団的自衛権を行使する際に、同盟国が戦う相手側は、日本がしてほしくないことはしないと勝手な思い込みの上に成り立っている。後方支援が安全だと言い張るのもその一例である。
 改憲派は、憲法前文にある「諸国民との公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようとした」という言葉を、非現実的と非難してきた。しかし、日本側から攻撃を仕掛けることはないという原則と結びつくことで、専守防衛という現実的な安全保障政策の基盤となってきた。」と指摘した。
 最後に筆者は、「今回の安全保障法制では、日本から攻撃しないという誓約を取り払う。にもかかわらず、敵国は後方支援の自衛隊を攻撃しないなど、日本国内でテロを起こさないなど、敵国の善意を信頼したストーリーの上に自衛隊を動かそうとしている。これこそ、自衛隊のみならず国民を危険に晒すことになる。」と締めくくった。
 読んで、勉強になった。
 筆者の「この安保法制は、集団的自衛権を行使する際に、同盟国が戦う相手側は、日本がしてほしくないことはしないという勝手な思い込みの上に成り立っている。」との指摘、
 「敵国は後方支援の自衛隊を攻撃しない、日本国内でテロを起こさないなど、敵国の善意を信頼したストーリーの上に自衛隊を動かそうとしている」との指摘は、この間の政府答弁を聞いていて、不明な点が分かったような気がした。
 そして、「自衛隊のみならず国民を危険にさらすことになる」との筆者の指摘がよく理解出来た。
 そんなタイミングに、3人の憲法学者が、国会で安保法制を「憲法違反」と断定したことで、ほっとするとともに、この安保法制は廃案にすこし近づいたような気がした。
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by sasakitosio | 2015-06-08 06:15 | 東京新聞を読んで | Trackback