憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

劣情の政治

 5月31日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・山口二郎氏だ。
今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「安全保障法制の国会審議が始まったが、安倍晋三首相以下、閣僚の論理破綻はすでに明らかである。日本人の生命とは無関係に、ともかく自衛隊に海外で武力行使をさせたいということこそ、安全保障法制の真の目的である。安倍首相のこのこだわりは、合理的な説明を超えている。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「彼の心裡を説明する際、私は詩人石原吉郎の次のエッセイを援用している。石原はシベリア抑留の経験を振り返り、こう書いている。
 「作業現場への行き帰り、囚人は必ず5列に隊伍を組まされ、その前後と左右を自動小銃を水平に構えた警備兵が行進する。(一歩でも列を外れれば逃亡と見なしてその場で射殺してよいという規則があり、実際に不運な捕虜が殺された。) 
 中でも、実戦の経験が少ないことに強い劣等感を持っている17.8歳の少年兵に後ろに回られるくらい、囚人にとっていやなものはない。彼らはきっかけさえあれば、ほとんど犬を撃つ程度の衝動で発砲する。」(「ペシミストの勇気について」)」と教えてくれた。
 最後に筆者は、「実戦の経験がないとに劣等感を持つ少年兵。
 安倍晋三を評するに、これ以上の言葉はないと思う。戦後日本は実戦を放棄してきた。それは卑怯な逃避ではなく、国民としての決意だ。劣等感を持つのは安倍首相の勝手だが、国民を道連れにするなと言いたい。」と締めくくった。
読んで面白かった。
 「日本人の生命とは無関係にともかく自衛隊に海外で武力行使をさせたいということこそ、安全保障法制の真の目的である」との指摘、「安倍首相のこのこだわりは、合理的な説明を超えている」との指摘、等等を知って、この間、安倍首相の答弁が理解不能だったことについては、特に自分の認知症を心配しなくてもよい気がしてきた。
 「実戦経験のないことに劣等感を持つ少年兵。安倍晋三を評するに、これ以上の言葉はないと思う」との指摘、これも当たっているような気がする。
 ただ、戦争しない「国家」、それを持続させることが、世界から紛争をなくし、国民の安全を「積極的に創造」する道だと思うのだが?
 また、安倍首相には、「戦争しない憲法」と「戦争しない国家」と「戦争しない国民」に誇りをもって、外国の指導者と対峙して欲しいと思うのだが?
[PR]
トラックバックURL : http://sasakitosi.exblog.jp/tb/21845080
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by sasakitosio | 2015-06-02 05:58 | 東京新聞を読んで | Trackback