憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

戦争の霧

 5月21日付東京新聞27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・竹田茂夫氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「国会審議の安保法制について次の三点に注意すべきだ。
 まず、国民的議論の重要性だ。
 オバマ政権は、自衛隊に過激派組織「イスラム国」(IS)掃討の後方支援を求めないようだが、日米首脳の判断は状況次第だ。日本の原発に自爆テロを仕掛けるという脅しがあれば存立危機事態で、外交努力の前に武力行使を決めてしまうかもしれない。
 国際紛争は不確実性に満ちたもので「戦争の霧」は見通せない。刻々と事態が推移して米ソの核戦争一歩手前に至ったキューバ危機(1962年)からわかるが、事前の想定は簡単に破られる。政権の裁量に任せずに、どう平和にコミットして、どう戦争に歯止めをかけるのか。まさに原則の問題となる。そのためにこそ熟議が要請される。」と教えてくれる。
 つづけて筆者は、「第二に、権力者に政治責任を取らせる仕組みが必要だ。
 誤った情報でイラク侵攻を決めてこれだけの大惨事を引き起こしたブッシュ政権や追随した小泉政権の責任は何故問われないのか。」と指摘した。
 最後に筆者は、「第三は、米軍の世界戦略を冷静に見つめる視点だ。
 中東侵攻以降の長期の戦争にうんだ米国世論を背景に、オバマ政権は三点セット(グローバルな盗聴と諜報、ドローンによる監視と暗殺、正規軍に替わる特殊作戦部隊)を打ち出した。
 終わりの見えない対テロ作戦に代わるべき理念と方法を真剣に模索すべきではないか。」と締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「政権の裁量に任せず、どう平和にコミットして、どう戦争に歯止めかけるのか。」、「権力者に政治責任を取らせる仕組みが必要だ。」、「米軍の世界戦略を冷静に見つめる視点だ。」と筆者は指摘した。特に、「権力者に政治責任を取らせる仕組み」は、無責任な判断をして、国家的・国民的損害を生じさせないためには、必要にして十分な条件だと思った。
 この点は、国会で特にしっかり熟議して欲しいと思った。
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by sasakitosio | 2015-05-23 04:16 | 東京新聞を読んで | Trackback