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by sasakitosio

ネットの「国境線」

 5月16日付東京新聞25面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、作家・楊逸氏だ。今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「グーグルは実に便利。物を書くのに、これまで辞書は手放さなかった。
 「グーグル翻訳」を使うようになってから、仕事ははかどり、道に迷えばグーグルアースに助けを求める。初めて旅行にいく所もあらかじめグーグルアースで調べれば、、街の様子にせよ、ホテルの環境にせよ、大体把握できてしまう。
 何年前だったろうか。米国のグーグルが中国から撤退したことがニュースになった。日本に住んでいることもあって、影響がこちらまでは及ばないだろうとみて、気にも留めなかった。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「この連休、実家に帰省した。滞在中の時間を無駄にしたくなくて、仕事をいくつか持って行った。
 ネット時代の今日、物書きの仕事はどこでもできるとウキウキしていたのに現実は違っていた。
 いつも使っているgmailでは、書き終えた原稿を日本に送ることができなかったのだ。予想外の事態に慌てた。結局友人のメールアカウントを使わせてもらい、仕事を間に合わせた。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「インターネットが目覚ましく発展している中国を眺めて、「世界とつながっているんだな」と思ったのは、早や合点だった。後で調べたら、グーグルのほかフェイスブックもツイッターもユーチューブも、そして日本ではやっているラインも中国では使えないそうだ。
 ネットにも「国境線」が存在した。残念なことだ。」と締めくくった。
 読んで中国のネット環境がよく分かった。
 10億余の国民があり、少数民族もあり、宗教も多数あり、面積も日本の20倍はあると聞く、そんな当方もない国を、共産党一党独裁で資本主義をやっている中国の民主化が、どのような形で起るのか、興味津々の日々だ。その文脈で、筆者の指摘をみると、中国の今の政権は、被支配国民の情報交換や連帯を恐れている様子がわかる。いつの時代も、支配者たちの既得権益が侵される不安が、城壁を創ったように、いまどきはネットに「国境線」を創っているらしい。
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by sasakitosio | 2015-05-20 17:23 | 東京新聞を読んで | Trackback