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by sasakitosio

原発は割に合わない 仏アレバ危機

 5月14日付東京新聞社説に、「原発は割に合わない」 という見出しで、「仏アレバ危機」のことが載った。
 今日はこの社説に学ぶことにした。
 まず社説は、「世界最大の原子力企業体が苦境に立たされた。巨額の赤字を抱えたアレバ社の経営の危機は深刻で、再建策として政府とのさらなる連携も模索する。もはや原発は一企業の手に負えるものではない。
 アレバ社は、世界各地で原発の建設などを手掛けてきた。青森県六ケ所村の核燃料サイクル施設もアレバの技術に依存するなど、国際的にも強い影響力を持つ。
 従業員4万5千人。株式のほとんどを仏政府が所有する国営企業といっていい。
 アレバを窮地に追い込んだのは、フランスとフィンランドで建設中の新型原発だ。」と教えてくれる。
 つづけて社説は、「欧州加圧水型(EPR)というその原子炉は、1979年の米スリーマイル島原発事故を教訓にした安全性が売り物だった。
 事故で炉心溶融(メルトダウン)を起こしても、「コアキャッチャー」と呼ばれる巨大な皿が溶けた核燃料を受け止める。貯水タンクの水が自動的に流れ込み、冷やす仕組みになっている。
 2001年、9.11米中枢同時テロが発生すると、大型旅客機の衝突に備えて、強化コンクリートの分厚い壁で原子炉を取り囲む必要に迫られた。
 安全を追求すればするほど経費はかさみ、工期は延びる。
 フィンランドで05年着工したオルキルオト原発3号機は、09年に完成するはずだった。ところが、資材調達の遅れや設計の不具合といったトラブルが続いて工期延長が相次ぎ、建設費の見積もりは当初の三倍に膨れ上がって、一兆円を突破した。
 仏西部のフラマンビル原発3号機も同様で、建設費は当初の2倍になる見込みという。
 そして福島の事故を経て、原発の安全に対する要求は一段と高まった。欧州で建設中の原発は、オルキルオトとフラマンビルの二基だけだ。
 シェールガスへの転換が進む米国でも、スリーマイルの事故以来、原発の増設はない。」とも教えてくれる。
 最後に社説は、「日本政府は、30年の原発比率を20-22%にしたいという。40年寿命の決まりを守っていれば、建て替え、新増設なしには達成できない数字である。
 そのために、どれだけ費用がかかるのか。電力事業が自由化されても採算が取れるのか。英国のように国費をつぎ込むのだろうか。フクシマが時代を変えた。
 原発は、もはや割が合わないと、斜陽のアレバが証明しつつあるのではないか。」と締めくくった。
 読んで知識を得て、勉強になった。
 「アレバ社は、従業員4万5千人、株式のほとんどを仏政府が所有する国営企業といっていい」とのこと、
 「アレバを窮地に追い込んだのは、フランスとフィンランドで建設中の新型原発だ」とのこと、
 フィンランドで05年に着工したオルキルト原発3号は「トラブルが続いて工期延長が相次ぎ、建設費の見積もりは当初の3倍に膨れ上がって、1兆円を突破した。」とのこと、
 仏西部の「フラマンビル原発3号機も同様で、建設費は当初の2倍になる見込みという」とのこと、等々を新たに知った。
 2001年、9.11米中枢同時テロ、福島の原発事故後、安全のための経費がかかり、原発はもはや割に合わない「事業」になったと思われるが、日本の現在の為政者は「結果の責任」を担う「覚悟」と「自信」があるのだろうか?
 
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by sasakitosio | 2015-05-18 07:02 | 東京新聞を読んで | Trackback