憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

”便座論争”を教訓にー 習体制の行方⑤

 5月12日付東京新聞社説に、「“便座論争”を教訓にーー習体制の行方⑤」の見出しで、最近の中国事情が載った。
 今日は、この社説を学習することにした。
 まず社説は、「今年春、中国で「便座論争」とも言える議論が湧き起った。洗浄や抗菌などの機能を備える便座を、春節(旧正月)の日本旅行で中国人観光客=写真が「爆買い」した。人民日報は「なぜ日本で買うのか。それは国内製品では満足できないからだ」と論評した。
 中国の製造業は過去20年間、出稼ぎ労働者の低賃金に支えられて発展してきた。半面、付加価値の高い品質の良いモノを作る努力を怠ってきたと言わざるを得ない。全国人民代表大会(全人代=国会に相当)代表の家電大手幹部は「消費者に良質な製品を提供できず恥ずかしい」と率直に認めた。
 中国製造業の問題点は、儲かりそうな分野に集中投資することである。過剰生産で粗悪品も増え、多くの社が撤退に追い込まれた。
 特に、製造業者が不動産投資に狂奔したことは健全ではない。」と切り出した。
 つづけて社説は、「全人代の演説で李克強首相は「中国製造2025(製造業10か年計画)を実施し、製造大国から製造強国へ転換する」と訴えた。
 品質向上と健全な競争力の強化に取り組む「製造強国」は、構造転換をを支える国内消費を押し上げる要因の一つと期待できる。
 習近平政権は「新常態(ニューノーマル)」との表現で、経済の中成長を容認し、常態化していく方針を鮮明にした。
当面インフラ整備や追加金融策で景気を支えることが必要な局面もあろう。
 むろん投資依存の高成長を質重視の経済構造に転換させるには時間がかかる。だが、持続的な発展こそ今の中国には肝要だ。中国が15年の国内生産(GDP)の成長目標を7%前後とし、前年実績の7.4%より引き下げたのは冷静な判断であろう。」と指摘した。
 最後に筆者は、「構造転換に立ちはだかる最大の難問が国有企業改革である。江沢民時代に朱鎔基首相が大胆に改革に切り込んだが、胡錦濤・温家宝時代には逆に「国進民退(国有企業のシェアの拡大、民営企業のシェア縮小)」を防げなかった。
 巨大な既得権益を持ち、腐敗の温床でもある国有企業の改革は焦眉の急だ。だが、党の財産でもある国有企業の改革は、政治の民主化なくしては容易に進まないであろう。」と締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「日本旅行で中国人観光客が便座を爆害した」とのこと、「人民日報は「なぜ日本で買うのか、それは国内製品では満足できないからだ」と論評した」とのこと、能力も財力もある中国人・中国企業が、国民が満足できる製品が提供できないのだろうか?「為人民服務」が、商品生産にも生かされていないせいかもしれない。
 社説は、「構造転換に立ちはだかる最大の難問が国有企業改革である」と指摘し、「党の財産でもあるの国有企業の改革は、政治的民主化なくして容易に進まないであろう」と指摘した。ならば、中国の政治的民主化は、どのような条件で、いつになったら実現しそうだと、筆者は考えているのか知りたくなった。
[PR]
トラックバックURL : http://sasakitosi.exblog.jp/tb/21791984
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by sasakitosio | 2015-05-16 06:13 | 東京新聞を読んで | Trackback