憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

歴史には互いに謙虚にー「習体制に行方」①

 5月4日付東京新聞社説に、「歴史には互いに謙虚に」の見出しで、「習体制の行くへ①」が載った。
 今日はこの社説を学習することにした。
 まず社説は、「ようやく笑顔での握手となった。昨年秋の仏頂面の北京会談からわずか五カ月で、インドネシアで開かれたバンドン会議の機会に再び日中首脳会談が実現した。
 強行な対日論陣を張ってきた人民日報系の環球時報は「中日関係は平静でない中、改善に向かう」との社説を掲げた。日中首脳が関係改善を図ることで一致した前向きな雰囲気を、本格的な政治対話の継続へつなげてほしい。」と切り出した。
 つづけて社説は、「今年は戦後70年を迎え、歴史認識への対応が日中間でも焦点となる。会談で習近平国家主席は「歴史問題は中日関係の政治的な基礎だ」と抑制的に述べた。
 だが、2月には国連の公開討論で中国外相が 「歴史をごまかそうとする者がいる」と演説し、日本側から反発の声が上がった。
 歴史には謙虚に向き合い直視すべきである。だが、中国が過剰にこの問題を国際舞台に持ち出し、対日外交に利用するなら危険であり、建設的な態度とはいえない。
 中国では「植民地支配と侵略」や「心からのおわび」を明言した「村山談話」への高い評価を聞く。多くの中国人が日本人の先の大戦への深い反省を理解している。
 問題は侵略を否定するような発言が時に政府高官から飛び出し、疑念と反発を招くことである。
 日本が戦後、平和憲法の下でアジア復興に尽力した事実は誰も否定できない。だが、8月の首相談話が「未来志向」ばかりに光を当てるなら、戦後の建設的な歩みを正当に評価されないだろう。
 中国側が歴史カードを振りかざし、日本側が村山談話の精神を踏みにじるような言動をする。戦後70年の節目こそ、そんな負の連鎖を断ち切る好機にしてほしい。」と切望している。
 最後に社説は、「江蘇省無錫市の公園でこの春、日中共同建設桜友誼林保存協会の人たちが桜を植樹した=写真。日中関係が冷え込み、中国全土で交流が中断した時期も地道な活動を続け、中国側も受け入れてきた。
 植樹に立ち会った双方の政府関係者も「民間交流の大切さ」を強調した。政治の風向きに左右されない絆の強さは公的パイプの機能不全を補う安全弁でもあり、息長くは育んでいきたい。」と締めくくった。
 筆者が、中国に駐在し、この社説が書かれたことに大いに興味がわいた。
 中で、「多くの中国人が日本人の先の大戦への深い反省を理解している。」、「日本が戦後、平和憲法の下でアジアの復興に尽力した事実は誰も否定できない。」等の認識は、そうであってほしいとかねがね思っていた。
 「問題は侵略を否定するような発言が時に政府高官から飛び出し、疑念と反発を招きことである」との指摘はその通りだと思うが、残念ながら、それを止める手立てがありません。昔から「人の口にとは建てられない」という諺は今も生きています。ただ、これを日本のマスコミが取り上げて広げているような気がします。目立ちたがり屋の確信犯のような気さえしています。特に政府高官の靖国参拝については、わざわざ他国の嫌がることはしない方がいいとは思いますが、日本は憲法で思想信条の自由が保障された国ですから程度に、マスコミも軽く扱う工夫ができないものか?
 また、筆者には、中国の権力者以外の人々が、内政と対日外交に、どのように感じているかを極力報道してほしいと思った。
 
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by sasakitosio | 2015-05-14 06:04 | 東京新聞を読んで | Trackback