憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

イギリスの変容

 4月5日付東京新聞27面に、「本音コラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・山口二郎氏だ。今日はこの筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「今週は仕事でイギリスに滞在している。こちらでは5月7日の投票日に向けて、総選挙の戦いが始まったところである。こちらのメディアに共通している論調は、二大政党制というイギリス政治のモデルが終わったという観測である。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「事前の世論調査では、保守、労働の二大政党はいずれも単独過半数に遠く及ばない議席しか取れず、第三政党以下との連立政権が不可避だと予想されている。4月2日には、7党の党首によるテレビ討論が行われ、連立の組み合わせは結果が出てみないと分からないと思われた。
 小選挙区制で二大政党制をつくり、選挙で政権の帰趨を明確にするというイギリスの選挙の常識は過去のものとなったようである。小選挙区や二大政党では民意を反映できないことがむしろ常識となりつつある。」と指摘した。
 さらに筆者は、「日本で過去20年間、衆議院選で小選挙区制を導入し、イギリス型の政党政治を実現しようとしてきた。しかし、本家本元で小選挙区制や二大政党制に対する幻滅が広がっている以上、日本でも選挙制度や政党システムを考え直す時である。」提言した。
 最後に筆者は、「政党の集権化と選挙の勝者が権力をすべて独占するという小選挙区制の弊害は明らかである。
 すぐに制度を変えるのは難しいとしても、今の為政者の権力が擬制に依拠していることを知るのは有益である。」と締めくくった。
 読んでためになった。
 「本家本元で小選挙区制や二大政党に対する幻滅が広がっている以上、日本でも選挙制度や政党システムを考え直す時である」との指摘は、その通りだと思った。
 その時には、ぜひとも
 ①選挙に成立要件(投票率50%以下は選挙無効・やり直し)
 ②立候補者の資格試験実施
 ③立候補者の落選後の現職復帰の制度的保障
 ④選挙の完全公営化
 ⑤供託金制度の廃止、
 そして、政党交付金の廃止、等も考えてもらいたいと思った。
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by sasakitosio | 2015-04-18 09:43 | 東京新聞を読んで | Trackback