憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

教育も労働も

 4月8日付東京新聞朝刊の27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、文芸評論家・斎藤美奈子氏だ。 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「2016年度から使われる中学校の教科書の検定結果が発表された。
 6日の記者会見における、歴史教科書についての下村博文部科学相の発言がスゴイ。「これまで光と影のうち影の部分が多かった。政府見解と異なる記述がある場合に政府見解も載せることで、バランスをよりとる方向にまとまりつつある」
 「影の部分」とはどういう意味か。だいたい歴史に対して「光と影」なんて主観の入った評価を下すのがおかしい。
 要は「私は自虐史観には反対だったんです」という話であり、約20年前から台頭してきた歴史修正主義者の主張を自分たちも追認したのだと公表しているに等しい。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「「政府見解と異なる記述がある場合に政府見解も載せることで」の部分も「ええ!?」である。
 教科書は政治的中立性を保つべきだというタテマエはどこへ行った。
 こうして教育の統制が進む一方、労働政策では「残業代ゼロ法案」と批判される労働基準法の改正案が閣議決定された。子どもは政府見解に引きずられ、大人は長時間労働で思考力を失う。」と指摘した。
 最後に筆者は、「かって日本が帝国主義へと向かう際、政府が柱としたのが軍備拡張、殖産興業、教育振興、植民地領有の4つだった。植民地を沖縄に置き換えれば・・・・。未来の歴史教科書は今日の日本をどう書くだろうか。見出しは「平成のネオファシズム」かなあ。」と締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「「政府見解と異なる記述がある場合に政府見解も載せることで」の部分も「ええ!?」である」との筆者の感覚は、共鳴できる。為政者・支配者に、自信と寛容と忍耐がなくなったことの証拠のような出来事だ。
 筆者は、「かって日本が帝国主義へと向かう際、政府が柱としたのが、軍備拡張、殖産興業、教育振興、植民地領有の四つだった」と教えてくれた。
 いまどきは政権・政府が改憲へと向かう際、労働者の権利の制限・労働組合の弱体化で「現在の被支配者」の思考力を失わせ、教科書の政権支配を進め「将来の被支配者」を引きずる策、に出ているのだろうか?
 大がかりな、広範囲な、長期的な、改憲の仕掛けが動いているのだろうか?
 護憲と世界協調こそ、地球の中で「日本と日本人」が平和のうちに豊かにくらし、尊敬される唯一の道だと思うのだが?
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by sasakitosio | 2015-04-11 07:11 | 東京新聞を読んで | Trackback