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by sasakitosio

正しい経営を広めよう 企業の顕彰

 3月25日付東京新聞社説に、「正しい経営を広めよう」の見出しで、「企業の顕彰」が載った。今日はこの社説に学ぶことにした。
 まず社説は「長時間労働、非正規社員の増大、会社都合の人員整理など人を大切にしない経営を変えたい。そんな目的の企業顕彰式が先週、あった。「正しい経営」が広まれば、この国はもっと良くなるはずだ。
 私立大の大ホールを埋めた約5百人の聴衆は水を打ったように静まり返った。九十歳の女性経営者の訥々とした言葉に集中した。
 福島市の体育着製造「クラロン」の田中須美子会長は亡夫が創業した会社を13年前に継ぎ、遺志である障碍者雇用拡大に尽くしてきた。障碍者雇用率は法定の2パーセントを大きく上回る35パーセント超で希望すれば生涯雇い続ける。
「夫を亡くし沈み込んでいた私を立ち直らせてくれたのが、障害があるK君でした。彼の優しさに涙し、自立を目指して頑張る姿に励まされた。そんな彼らが退職したらどうなるのか。親を支えている子もいる。だから雇い続ける責任がある」と静かに訴えた。
 女性や高齢者の雇用にも積極的だ。最年長の女性営業課長は七十八歳。寿退社した社員が子育てを終えた53歳の時に再雇用したり、58歳で務めた例も、常識はずれのような経営をさも当然のように話す使命感に聴衆は心打たれた。」と切り出した。
 つづけて社説は、「今年で五回目を数えた「日本で一番大切にしたい会社大賞」の受賞式の様子である。学者や経営者でつくる「人を大切にする経営学会」の主催。正しい経営を続ける企業を顕彰することで、一社でも多くそういった会社を増やしていく狙いだ。強調しているのが、人を大切にする経営は結果的に業績も良いという事実である。」と教えてくれる。
 さらに社説は、「アベノミクスは「世界で一番企業が活躍しやすい国」といった経営者寄りの経済政策をとり、株価や業績重視の経営が主流となっている。その陰で、成果を求められる社員や、その家族が犠牲となる。幸せも豊かさも感じられないのであれば、いくら企業業績が良くても意味はないのではないか。
 業績や株価は経営の結果であって目的ではない。しかし、それらを目的とする「間違った経営」をするから不幸が生まれるといえる。」と指摘した。
 最後に社説は、「この表彰の応募資格は厳しい。過去五年間にわたり、会社都合の人員整理や仕入れ先へのコストダウンを強制しないこと。法定雇用率を上回る障碍者雇用、そして黒字経営である。今回は四十七件の応募があり、十三社を表彰した。世の中をよくするのは正しい経営である。」と締めくくった。
 実にいい話だ。
 「長時間労働、非正規社員の増大、会社都合の人員整理など人大切にしない経営を変えたい、そんな目的の企業顕彰」、 
「人を大切にする経営学会」、
「人を大切にする経営は結果的に業績も良いという事実である」、等は、まちがいなく、日本人の心を広く明るくし、日本の社会を平和で豊かにすると思った。
 また、「・・株価や業績重視の経営が主流になっている。その陰で成果を求められる社員や、その家族が犠牲となる。幸せも豊かさも感じられないのであれば、いくら企業業績が良くても意味はないのではないか」の指摘は、その通りだと思った。そのためには、利益の投資者へ配当を、限りなくゼロにし、社会と労働者に還元するという「考え方」が、社会の主流なるといいのだが?
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by sasakitosio | 2015-04-01 06:50 | 東京新聞を読んで | Trackback