憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

改称したら

 3月11日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、文芸評論家・斎藤美奈子氏だ。
今日はこの筆者に学ぶことにした。
まず筆者は、「政府与党の日本語能力が心配だ。思えば2003年に成立した「武力攻撃事態法」の文言からして、既に理解困難ではあったのだ。同法は次のように定義する。
 ①武力攻撃 我が国に対する外部からの武力攻撃
 ②武力攻撃事態 武力攻撃が発生した事態又は武力攻撃が発生する明白な危険が切迫していると認められるに至った事態
 ③武力攻撃予測事態 武力攻撃には至っていないが、事態が緊迫し、武力攻撃が予測されるに至った事態
 理解できるのは①だけで、②と③の差は謎だ。ただし同法をよく読むと②は「反撃(防衛出動)も要検討」な事態で、③派「反撃(防衛出動)は回避すべし」な事態を指すらしい。個別的自衛権を行使する際の緊急度を区別しているのだ。」と教えてくれる。
 つづけて筆者は、「それが今度は「存立危機事態」だって。「周辺事態」を外し「日本が直接武力攻撃を受けていなくても、自衛隊を防衛出動できるように法改正したい」のだそうだ。
 普通の日本語だと、それは防衛出動とはいわない。「攻撃」だ。」と指摘した。
  さらに「自衛隊法を改正し、集団的自衛権の行使を「主たる任務」と位置付ける方針を固めた」にいたってはもう絶句。専守防衛の原則を捨てて、他国の防衛を「主たる任務」にするってか。それはもはや「自衛隊」ではない。「恒久的武力攻撃可能隊」と改称したらどうか。」と教えてくれる。
 いつもながら、面白い。たしかに、「武力攻撃事態」「武力攻撃予測事態」という言葉はいずれも、戦闘とか戦争という言葉の言い換えに見えてならなかったが、文芸評論家の筆者が理解に苦しむ「文言」では、一般国民が理解しがたいのは不思議ではない、と思った。こんな状態で、「防衛出動」=「攻撃」に自衛隊を動かしていいのだろうか?
 また、筆者指摘の、集団的自衛権の行使を自衛隊の「主たる任務にする」との動きは、同盟が戦争の歯止めにならず、戦争を拡大していった「第一次世界大戦」前夜を思い出させる。
 世界に誇るべき「平和と自由と平等と民主主義」の「日本国憲法」のもとにありながら、戦争への準備は着々とすすみ、、平和(護憲)を準備して広がらず、自分の無力を恥じ天を仰ぐ。
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by sasakitosio | 2015-03-18 06:51 | 東京新聞を読んで | Trackback