憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

存立の危機

 3月8日付東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・山口二郎氏だ。
今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「最近の安保法制をめぐる議論は常軌を逸している。昨年7月1日の閣議決定について、憲法の枠を逸脱するという批判があり、これについての国会論議はまだまだ必要である。にもかかわらず、安倍内閣はあの閣議決定からさらに踏み出すような安保法制の要綱を打ち出している。我が国が直接攻撃を受けていなくても集団的自衛権を行使できるようにすることが、新たな法制の眼目とのことである。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「そのような状況を国の存立が脅かされる事態と呼ぶらしいのだが、日本の存立を脅かしているのは誰かと問いたい。日本を存立の危機にひんさせてようとしているのは、外敵ではなく、原発事故であり、人口減少であり、子どもの貧困などである。これらはことごとく内なる問題である。
 そして、そうした実在の、眼前の危機を放置して、安保法制いじりにうつつをぬかしている政治家こそ、わが国を存立の危機に導いているのである。」と指摘した。
 最後に筆者は、「衆院予算委委員会の質疑で安倍晋三首相がヤジを飛ばした場面をたまたまテレビで見ていた。安倍という人は、一国の指導者にふさわしからぬ、幼稚な人物だとつくづく思った。こんな政治家が首相としてやりたい放題をしていることこそ、わが国の存立を脅かす最大の危機である。日本人の大半は、危機感についてゆでガエル状態なのだろうか。」と締めくくった。
 筆者は危機は現前に実在し、それは「原発事故であり、人口減少であり、子どもの貧困」だと指摘し、この危機を放置し、安保法制いじりに現を抜かしている「政治家こそ、わが国を存立の危機に導いている」とも指摘した。
 そしてまた筆者は、「日本人の大半は、危機感についてゆでガエル状態なのだろうか。」と危惧している。
 日本の危機のひとつに、「非正規労働者」の問題を、経済格差・社会格差の問題として、加えてほしいとおもった。
 また、危機の現実化までの時間的ゆとりがあるのかどうか不明だが、ゆでガエル状態の大半の日本人が、ぱっと目覚める「気つけ薬」を発明・開発する「有識者」の出現を、待つしかないのだろうか?
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by sasakitosio | 2015-03-10 07:05 | 東京新聞を読んで | Trackback