憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

餓島にて

 3月3日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、ルポライター・鎌田慧氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者、「日本から6千キロ。オーストラリアの手前に広がるソロモン諸島、その中心ガダルカナル島は「餓島」として知られている。餓死の島である。
 島民を強制労働させて建設した飛行場が米軍に占領され、奪還を目指して十字砲火に向けて無謀な突撃を繰り返した。その「血染めの丘」に、近年「旧丸山第二師団」の生存者たちが建てた高さ1メートルほどの、横長の小さな慰霊碑がある。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「3万余の将兵を投入して戦死者5千、餓死者1万5千。1942年8月からわずか半年間に2万の若者の命が喪われた。
 鬱蒼たる熱帯の密林で食料の補給もなく草を噛み泥水を吸い、ヒルやウジやハエにまみれて斃死した我が子をどれだけの親が想像できただろう。
 どこかで子どもたちの声がする。崖下を覗くと高床式の小さな家がまばらにあって、声はそのあたりからなのだ。今はジャングルが切り拓かれ、自給自足の村人の生活が展がっている。それでも7千の遺骨がいまだ回収されていない。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「およそ散華や英霊の言葉で報いることができない、無告の死者たちである。敵を侮り己を過信し、同じ攻撃を繰り返させた参謀本部は、あまりの惨状に驚き慌て、ついに「転進」の美名で総退却させた。
 性懲りもなく、いま再攻撃をかけようと狙っている原子力ムラと、そのどっちが非人間的というべきか。」と締めくくった。
 ガダルカナルから生還した知人も最近亡くなった。
 「散華や英霊の言葉で報いることができない、無告の死者たちである」との筆者の指摘は、神社やお寺の境内や、お屋敷の庭に立つ丈余の石碑を見るたびに気になっていた。
 いまだに、無謀な戦闘を強いた「戦争指導者」の中に、確かな責任を取った人がいたと聞いたことがない。
 いままた、戦争準備を進めているいる人たちは、戦争回避に命を賭け、いざとなれば自分が前線に立つ覚悟ができているのだろうか?
 発言や表情をテレビで見る限り、自分には、命懸けの気迫がまったく伝わってこないが?
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by sasakitosio | 2015-03-07 17:22 | 東京新聞を読んで | Trackback