憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

テロと宗教と政治

 3月1日付東京新聞朝刊社説横に、「太郎の国際通信」という欄がある。筆者は、ジャーナリスト・木村太郎氏だ。
 今日はこの筆者に学ぶことにした。 
 まず筆者は。「先月19日、米国の大衆紙ニューヨーク・ポストは、その一面全面にオバマ大統領が黒い目隠しをした合成写真を掲げた。それに次のような見出しが付けられていた。
 「イスラムのテロ?そんなものは見えない」
 前日、オバマ大統領はワシントンで開催されていた過激派対策サミットで演説したのだが、この中で「イスラム教のテロリスト」という言葉を使うのを拒んだと批判したものだった。
 この演説でオバマ大統領は「我々はイスラムと戦争をしているのではない。イスラムを詐称する者と戦っているのだ」と述べるにとどめた。
 また過激派への対策も軍事面だけではなく若者が過激主義にはしらないように貧困対策や若者の教育、雇用の機会の創出などが必要だと強調した。
 こうしたオバマ大統領の対策に対してニューヨーク・ポストは「手ぬるい」と批判したわけだが、大統領寄りとされるワシントン・ポスト紙も「大統領はイスラム教と凶悪な過激派との関係を体裁よくごまかした」と評した。」と教えてくれる。
 つづけて筆者は、「オバマ大統領についてはかねてイスラム教に対しては好意的過ぎるのではないかという指摘があった。最近でも、先月5日ワシントンで開かれた祈祷朝食会で演説し次のように語ったのが大きな反響を呼んだ。
 「忘れてならないのは、十字軍や異端裁判の時代に人々はキリストの名でひどいことを行いました。そして米国でも奴隷や黒人差別が、往々にしてキリストの名で正当化されたのです」イスラム教が悪いわけではないというために十字軍を引き合いに出したものだったが、この発言はイスラム国と十字軍を同一視するものだと保守派から非難の声が上がった。
 そこへジュリア―二元ニューヨーク市長の発言が飛びだした。 
 「オバマ大統領は米国を愛しているとは思えない。彼は私たちのように国を愛するという思いで育ったわけではないからだ」
 先月18日の大統領選出馬候補者の私的な食事会でのことだったが。9.11テロの際の英雄とされる元市長の言葉なので衝撃がひろがった。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「民主党側からは猛反発が起きたが、ジュリアーニ元市長は大統領が十字軍を例にキリスト教徒を野蛮人という一方で、イスラム国が(リビアで)キリスト教徒多数を虐殺しても記者会見さえ行わなかったと言い「こんな大統領はかってなかった」とテレビ番組で追い打ちをかけた。
 イスラム国の問題をめぐって米国の進歩派と保守派が正面から衝突した形だが、事が国際問題だけに周辺国は米国がテロとどう対決ことになるのかハラハラしながらも成り行きを見守るほかはないようだ。」と締めくくった。
 読んで勉強になった。
 オバマ大統領の演説「われわれはイスラムと戦争をしているのではないイスラムを詐称する者と戦っているのだ」・「忘れてならないのは、十字軍や異端裁判の時代に人々はキリストの名でひどいことを行いました。そして米国でも奴隷や黒人差別が往々にしてキリストの名で正当化されたのです」は、よく理解出来た。
 元ニューヨーク市長・ジュリアーニ氏の「オバマ大統領は米国を愛しているとは思えない。彼はあなた方や私を愛してはいない。彼は私たちのように国を愛するという思いで育ったわけではないからだ」の発言は、世界や人類の将来に大きな責任を負う「アメリカ」の指導者としていかがなものかと思った。
 過日、この欄で「ひつじ年は中東大乱の年」とのコラムがあったが、今年はひつじ年だ。アメリカにも、日本にもフランスにも、イスラム社会にも、世界中いたるところに「自国のことのみに専念し他国を無視する」自己愛の人々が増えたような気がする。
 過剰な自己愛が戦争という衝突に発展しないことを、創造主に衷心からお願いしたい。
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by sasakitosio | 2015-03-04 06:38 | 東京新聞を読んで | Trackback