憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

テロとハイジャック

 2月25日付東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、文芸評論家・斎藤美奈子氏だ。  今日はこの筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「フォトジャーナリズム雑誌「DAYS  JAPAN」三月号が「イスラム国(IS)」の特集を組んでいる。
 同誌発行人でフォトジャーナリストの広河隆一さんの文章(「ジャーナリストとしてinパレスチナ」)が印象的だ。
 湯川遥菜さん殺害の報が流れ、後藤健二さんが危機に陥ったとき、パレスチナにいた広河さんは、その際の「ジャーナリストだから」「優れた仕事をした人だから」後藤さんを救えという呼びかけに疑問を呈する。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「「イスラム国」は人質を取る。ジャーナリストだけではない。支配する街の住人全部が人質だ。そこをヨルダンや有志連合が爆撃する。
 ハイジャックされた飛行機と同じだという。ハイジャック犯を殺すもっとも確実な方法はミサイルを撃ちこんで撃墜することだ。乗客のことを考えたら作戦は成り立たない。乗客の犠牲者は軍事用語で「付随的被害」と呼ばれる。今有志連合が行っているのはそういうことなのだと。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「「ジャーナリストの命の重さを語っていた人々が、ヨルダンがおこなう報復攻撃で、住民の犠牲についてはほとんど語らないのはなぜだろう」
 9.11後の米国は危うく見えた、「シャルリ・エブド」誌襲撃後のフランス、人質事件後の日本はどうか。
[報復の連鎖を断て」という声はあまり聞こえてこない。」と締めくくった。
 読んで、考えさせられた。
 「イスラム国は」人質を取る。ジャーナリストだけではない。支配する街の住人全部が人質だ」とのこと。
 それは「ハイジャックされた飛行機と同じだ」ということ。
 そして「ハイジャック犯を殺すもっとも確実な方法はミサイルを撃ち込んで撃墜するだ。」し、「乗客の犠牲者は軍事用語で「付随的被害」とよばれる」とのこと。
 「付随的被害」という言葉で無視される「命」の無念さをおもった。「人質を取られた段階」で、テロとの闘いは終わっているような気がした。人質(イスラム国の住人を含め)を救出できず、付随的被害を容認する「テロとの闘い」は、いったいなんなんだろうか?
[PR]
トラックバックURL : http://sasakitosi.exblog.jp/tb/21587489
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by sasakitosio | 2015-02-26 06:50 | 東京新聞を読んで | Trackback