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by sasakitosio

はじめてのピケティ

 2月23日付朝日新聞朝刊23面に、「文化の扉」という欄がある。見出しは「成長だけでは格差は縮まりきらない」で、ピケティの「21世紀の資本」が図解いりで記事になった。
 今日はこの記事を学習することにした。
 まず記事は、「「ロックスターのような経済学者」と呼ばれるフランスの経済学者トマ・ピケティ氏。今月初めまで来日し、メディアに引っ張りだこだった。でも彼の本って、結局何が書いてあるだっけ?」と切り出した。
 つづけて記事は、「潮が満ちて水面の高さが上がれば、小さな船も大きな船も同じように持ちあげられる。これまでの経済学では、そんな上げ潮のように、経済全体が成長すれば恩恵が広く行き渡って、所得の格差は自然と小さくなっていくと考えられてきた。この通説に異論を唱えたのがピケティ氏の「21世紀の資本」だ。
 共同研究者と共に10年以上かけて、世界各国の最大200年以上にわたる税金の記録を調査。データを基に、資本主義経済では20世紀二度世界大戦と戦後の高度成長の時期を除いて、格差はむしろ拡大していることを示した。
 橘木俊詔・京都女子大客員教授(経済政策)は「格差問題を考える場合、普通は貧困層に注目する。ピケティ氏が独創的なのは、納税記録がより残りやすい富裕層に目を向けることで、格差を歴史的データで実証したことだ」と話す。」と教えてくれる。
 つづけて記事は、「ではなぜ格差は広がっていくのだろうか?
 ピケティ氏がその理由を挙げるのは、富裕層の持つ株や土地運用して資産が増えるペースの方が、労働者の給料が経済成長に伴って増えるペースよりも速いから。その関係を「r>g(資本収益率は経済成長率を上回る)」という式で表現する。
 この理論によれば、資本主義では資産を持つ人がますます富み、ほっておくと格差が広がる。そこで、資産を多く持つ人ほど、多くの税金を納める「資産への累進課税制」を導入するよう提言する。
 ピケティ氏の研究は世界中で批判も含む議論を呼んでいる。日本でも「格差是正のための分配より経済成長を目指さないと、じり貧になってしまう」という見方がある。しかし、若田部昌澄・早稲田大学教授(経済学)は「ピケティ氏が経済成長を重視していないというのは誤解。成長と格差是正は両立できる立場だ。」と話す。国際通貨基金(IMF)も昨年発表した調査報告で、所得格差が大きいと経済成長を鈍らせる恐れがあると指摘している。」と教えてくれる。
 最後に記事は、「「21世紀の資本」という書名はマルクス「資本論」を連想させるが、本人は「共産主義に魅力を感じたことは一度もない」という。来日時に対談した萱野稔人・津田塾大教授(哲学)は「彼は資本主義者。資本主義をうまく回して行くためには、市場任せにするのではなく、政治の関与が欠かせないという立場だ」と話す。ピケティ氏は対談で「成長のため、やる気を起こさせるため、一定の格差は必要」とも述べた。萱野教授は、是正する必要があるのは、貧しい生まれだと能力を生かす機会まで奪われてしまうような極端な格差だと指摘する。「道徳的によくないという以前に、機会の平等がないと、社会が豊かさを実現できなくなる。彼の議論は国家と資本主義の関係を再考するきっかけにもなる」」と教えてくれた。
 読んで勉強になった。そして新たな疑問が湧いてきた。
 記事での「富裕層の持つ株や土地を運用して資産が増えるペースの方が、労働者の給料が経済成長伴って増えるペースよりも速いから」との指摘には、原因はどこにあるのだろうか?知りたくなった。 
 また記事で「萱野稔人氏が「ピケティは資本主義をうまく回して行くためには、市場に任せるのではなく、政治の関与が欠かせないという立場だ」と話されているが、その政治の関与が格差拡大に走らず、格差縮小に向かわせるにはどうしたらいいのだろうか?その対策が知りたくなった。
 そして、記事では「萱野教授は、是正する必要があるのは、貧しい生まれだと能力を生かす機会まで奪われているような極端な格差だと指摘」されているとのことであるが、今の日本は、どんな状況にあるのだろうか?また世界の中で、格差を是正すべき国はどこかも、知りたくなった。
 
 
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by sasakitosio | 2015-02-24 07:20 | 朝日新聞を読んで | Trackback